構造と作動

スライドドア

スライドドアインサイドハンドル

  1. 機能
    1. スライドドア全閉(全開)時に,インサイドハンドルを開方向(閉方向)へ操作するとスライドドアロックASSY(全開ストッパー)が解除(開放)され,そのままドアをスライドすることができます。また閉方向の操作性に配慮し,スライドドアオープニング部からの操作スペースを確保しました。

全開ストッパー

  1. 構造と作動
    1. スライドドアを全開位置にするとスライドドア全開ロックストライカーとフックがかん合し,ロワーローラーベース部のラチェットがフックとかみ合うことで固定され,ドアを全開位置でロックします。(下図“全開ロック時”参照)
    2. 全開ロック状態から,スライドドアアウトサイドハンドルまたはスライドドアインサイドハンドルを引くと,ケーブルが引かれラチェットとフックのかみ合いが解かれます。これにより,フックがスプリング力によってA方向へ回転してドア全開ロックストライカーからはずれるため,スライドドアの全開ロック状態が解除されます。(下図“全開ロック解除時”参照)

フューエルリッドインターロック:左側スライドドアのみ

  1. 機能
    1. フューエルリッドが開いている場合に,センターレール側のハーフオープンストッパーを作動させることにより,スライドドア側のセンターローラーブラケットと干渉させ,左側のスライドドアがフューエルリッドに干渉する位置まで開かないよう規制しています。なお,パワースライドドア装着車のパワースライド作動は,フューエルリッドが開いているときには作動しません。この場合,手動での開閉操作のみとなります。

  2. 構造と作動
    1. スライドドア手動開閉操作の規制
      1. フューエルリッドが開かれるとスプリングによりハーフオープンストッパーコントロールピンが押し出され,ベースに取り付けられたハーフオープンストッパーコントロールレバーがC方向へ回転し,連結されているケーブルが引かれます。(A部)
      2. ケーブルが引かれると,センターレール前方部に設けたハーフオープンストッパーが起立します。この状態でスライドドアを全開しようとすると,ハーフオープンストッパーとスライドドア側に設定したセンターローラーブラケットが干渉し,スライドドアとフューエルリッドが干渉しないよう規制されます。(B部)
    2. パワースライドドア作動の規制:パワースライドドア装着車
      1. パワースライドドア装着車には,ハーフオープンストッパーコントロールレバーの回転を検出するフューエルリッド開検出スイッチが設定されており,フューエルリッド開時はON,閉時はOFFをスライドドアコントロールコンピューターへ出力します。
      2. フューエルリッド開検出スイッチ OFF状態のとき,スライドドアコントロールコンピューターはパワースライドドアメインスイッチ OFF状態と同様と判断し,パワースライドドア作動を禁止します。(参照先 パワースライドドアシステム-構造と作動

スライドドア常時給電ユニット

  1. 構造
    1. スライドドア側に取り付けられたケース内の板バネにより,ワイヤハーネスを引き上げドア閉状態でのストロークの余長がケース内に収納される構造としました。
    2. 車両本体側に取り付けられたワイヤハーネスを固定するクランプを回転式クランプとすることにより,スライドドア開閉時のワイヤハーネスのねじれを吸収する構造としました。