CANバス本線断線点検(DLC3支線/本線/終端抵抗)

機能説明

DLC3の6(CANH)⇔14(CANL)間の抵抗値が67Ω以上の場合は、CANバス本線およびDLC3支線の断線が考えられる。

症状
疑わしい箇所
DLC3の6(CANH)14(CANL)間の抵抗が67Ω以上
  • (1)、(1’)、(2)、(2’)断線またはコネクター不良(本線断線)
  • ブレーキアクチュエータASSY(VSC ECU)不良
  • ステアリングセンサ(舵角センサ)不良
  • (8)、(8’)断線またはコネクター不良(DLC3支線断線)
  • ワイヤリングハーネスコネクタ(J/C)不良

回路図

点検手順

手順1
DLC3点検(CANH-CANL)

SST
09082-00030
09083-00150
  1. IGスイッチをOFFにして、DLC3の6(CANH)⇔14(CANL)間の抵抗を測定する。

  2. 108-132Ω
    132Ω以上
    ■ 注 意 ■
    測定値が132Ω以上の時にCAN通信系ダイアグコードが出力している場合は、DLC3支線の断線以外にも不具合があると考えられるため、異常箇所を修正後、「トラブルシュートの進め方」(05-843 )から再度トラブルシュートを行う。

      B
      DLC3支線またはコネクター修理または交換(CAN-H、CAN-L)
      A
      次の手順へ

手順2
ダイアグコード読み取り

SST
09082-00030
09083-00150
  1. 出力しているダイアグコードを読み取る。


  2. 基準
    U0121/94(ABS)、U0123/62(VSC)、U0124/95(ABS)、U0126/63(VSC)が同時出力している
    CAN通信系ダイアグコードはU0126/63(VSC)のみ出力している
    ■ 注 意 ■
    CAN通信系ダイアグコード(U0121/94(ABS)、U0123/62(VSC)、U0124/95(ABS)、U0126/63(VSC))以外のダイアグコード(C****)はCAN通信系ダイアグコードと同時出力する場合がある。

      B
      A
      次の手順へ

手順3
CANバス断線点検(CANバス本線(VSCECU-J/C))

SST
09082-00030
09083-00150
  1. ブレーキアクチュエータASSY(VSC ECU)のコネクターをブレーキアクチュエータASSY(VSC ECU)から切り離す。

  2. ブレーキアクチュエータASSY(VSC ECU)車両ハーネスコネクターの11(CANH)⇔25(CANL)間の抵抗を測定する。


  3. 基準値
    108ー132Ω
      OK
      ブレ-キアクチユエ-タASSY交換
      NG
      次の手順へ

手順4
ワイヤリングハーネスコネクタ(J/C)単体点検(CANH-CANH)

SST
09082-00030
09083-00150
  1. ワイヤリングハーネスコネクタ(J/C)を車両ハーネスから切り離す。

  2. ワイヤリングハーネスコネクタ(J/C)の4(CANH)⇔5(CANH)、4(CANH)⇔6(CANH)、4(CANH)⇔7(CANH)間の抵抗を測定する。


  3. 基準値
    10Ω以下
      NG
      ワイヤリングハーネスコネクタ(J/C)交換
      OK
      次の手順へ

手順5
ワイヤリングハーネスコネクタ(J/C)単体点検(CANL-CANL)

SST
09082-00030
09083-00150
  1. ワイヤリングハーネスコネクタ(J/C)の15(CANL)⇔16(CANL)、15(CANL)⇔17(CANL)、15(CANL)⇔18(CANL)間の抵抗を測定する。


  2. 基準値
    10Ω以下
      NG
      ワイヤリングハーネスコネクタ(J/C)交換
      OK
      CANバス本線またはコネクター修理または交換(VSC ECU-J/CのCAN-H、CAN-L)

手順6
CANバス断線点検(CANバス本線(舵角センサ-J/C))

SST
09082-00030
09083-00150
  1. IGスイッチをOFFにして、ステアリングセンサ(舵角センサ)のコネクターをステアリングセンサ(舵角センサ)から切り離す。

  2. ステアリングセンサ(舵角センサ)の車両ハーネスコネクターの10(CANH)⇔9(CANL)の抵抗を測定する。


  3. 基準値
    108ー132Ω
      OK
      ステアリングセンサ交換
      NG
      次の手順へ

手順7
ワイヤリングハーネスコネクタ(J/C)単体点検(CANH-CANH)

SST
09082-00030
09083-00150
  1. ワイヤリングハーネスコネクタ(J/C)を車両ハーネスから切り離す。

  2. ワイヤリングハーネスコネクタ(J/C)の5(CANH)⇔4(CANH)、5(CANH)⇔6(CANH)、5(CANH)⇔7(CANH)間の抵抗を測定する。


  3. 基準値
    10Ω以下
      NG
      ワイヤリングハーネスコネクタ(J/C)交換
      OK
      次の手順へ

手順8
ワイヤリングハーネスコネクタ(J/C)単体点検(CANL-CANL)

SST
09082-00030
09083-00150
  1. ワイヤリングハーネスコネクタ(J/C)の16(CANL)⇔15(CANL)、16(CANL)⇔17(CANL)、16(CANL)⇔18(CANL)間の抵抗を測定する。


  2. 基準値
    10Ω以下
      NG
      ワイヤリングハーネスコネクタ(J/C)交換
      OK
      CANバス本線またはコネクター修理または交換(舵角センサーJ/C間のCAN-H、CAN-L)