オートマチックトランスアクスル編の作業上の心得および注意事項 注意事項
基本事項
プレコートボルト
プレコートボルトとは、ねじ部にシールロック剤が塗布されているボルトである。
プレコートボルトを再度締め付けたり、緩めたり、または動かす場合は、指定の接着剤を使用して、プレコートする。
■ 注 意 ■
トルクチェックは、締め付けトルク許容範囲の下限の値で行う。
プレコート部品を再利用する場合は、ボルトおよびねじ穴の古い接着剤を取り除き、ホワイトガソリンなどで脱脂、圧縮エアで乾燥、それからボルトのネジ部に指定のシールロック剤を塗布し、規定トルクで締め付ける。
塗布するシールロック剤によっては、硬化するまで規定時間放置しなければならない場合がある。
ガスケット
ガスケットは必要に応じ、シール剤を使用し漏れを防ぐ。
ボルト、ナットおよびスクリュー
ボルト、ナット、スクリューは締め付けトルクを確認し、常にトルクレンチを使用する。
トルクレンチに延長工具使用時の締め付け
トルクレンチにSSTまたは工具を組み合わせ、全長を延長して締め付ける場合、トルクレンチの読みが規定締め付けトルクの値になるまで締め付けると、実際の締め付けトルクは過大となる。
本文には、規定締め付けトルクのみを記載している。SST、延長工具を使用する場合は、計算式によりトルクレンチの読みを求める。
計算式 T'=T×L2/(L1+L2)
T'
トルクレンチの読み[N・m{kgf・cm}]
T
規定締め付けトルク[N・m{kgf・cm}]
L1
SSTまたは工具の長さ[cm]
L2
トルクレンチの長さ[cm]