エンジン回転時または停止時、ドアコントロールスイッチを押したとき開閉作動しない

準備品一覧

回路解説

パワースライドドアはスライドドアクローザコンピユ-タが制御し、スライドドアモータを駆動する。 

□ 参 考 □
前点検による自己診断モード点検を行い、コードが出力しない場合にこのフローチャートを行う。

配線図

点検手順

手順1
基本機能点検
  1. エンジン回転時の作動条件

    1. バツテリ電圧11V以上

    2. 電気式ドアロックシステムが正常に作動する

    3. 車速3km/h以下で、シフトレバーPレンジまたはフットブレーキを踏むか、パーキングブレーキを引くかのいずれかの条件成立時

    4. ドアコントロールスイツチASSY(メインSW)ON(突出している)

    5. フューエルリッド閉(フューエルリッド開検出スイッチON時)

    6. スライドドアがUNLOCK(ポジションスイッチON時)

    7. パワースライドドアセンサー(タッチセンサ)断線検出状態でない

  2. エンジン停止時の作動条件

    1. バツテリ電圧11V以上

    2. 電気式ドアロックシステムが正常に作動する

    3. ドアコントロールスイツチASSY(メインSW)ON(突出している)

    4. フューエルリッド閉(フューエルリッド開検出スイッチON時)

    5. スライドドアがUNLOCK(ポジションスイッチON時)

    6. パワースライドドアセンサー(タッチセンサ)断線検出状態でない

  3. 基本作動

    1. スライドドアが全開または全閉の状態でドアハンドルをアシスト操作したときブザーが約0.1秒間(閉作動中は0.1秒間吹鳴後、作動中断続して)吹鳴しスライドドアが開または閉作動を行うことを点検する。

    2. ■ 注 意 ■
      チャイルドロックプロテクタがLOCK状態のときインサイドハンドルでスライドドア開(アシスト)作動はできない。

      □ 参 考 □
      • モーター作動音はするがスライドドアが作動しない(ロックは解除されるがドアが開かない)場合はAへ
      • 全く作動しない場合はBへ
      • 電気式ドアロックシステムが正常に作動しない場合はCへ

      A
      C
      電気式ドアロックシステムへ(要領は05-709 参照)
      B
      次の手順へ

手順2
スライドドアクロ-ザコンピユ-タ点検

SST
09082-00030
09083-00150
  1. 電圧点検

    1. スライドドアクローザコンピユータのコネクタA、Bを切り離す。

    2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、スライドドアクローザコンピユータ車両側コネクタ各端子とボデーアース間の電圧および導通を点検する。


    3. 基準
      端子番号
      基準
      A8⇔ボデーアース
      11.5-14V
      B12⇔ボデーアース
      11.5-14V
      A7⇔ボデーアース
      導通あり
      OK
      NG
      次の手順へ

手順3
リヤドアワイヤNO.2単体点検

SST
09082-00030
09083-00150
  1. 導通点検

    1. リヤドアワイヤNO.2のコネクタB、CおよびDを切り離す。

    2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、リヤドアワイヤNO.2のコネクタ各端子間の導通を点検する。


    3. 基準
      端子番号
      基準
      B1⇔D2
      導通あり
      B3⇔C9
      導通あり
      NG
      リヤドアワイヤNO.2修理または交換
      OK
      次の手順へ

手順4
コンピユ-タワイヤ単体点検

SST
09082-00030
09083-00150
  1. 導通点検

    1. コンピユータワイヤのコネクタC、DおよびスライドドアクローザコンピユータのコネクタA、Bを切り離す。

    2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、コンピユータワイヤ側コネクタ各端子間の導通を点検する。


    3. 基準
      端子番号
      基準
      C9⇔B12
      導通あり
      D2⇔A8
      導通あり
      A7⇔ボデーアース
      導通あり
      NG
      コンピユ-タワイヤ修理または交換
      OK
      次の手順へ

手順5
ワイヤハーネス点検

SST
09082-00030
09083-00150
  1. 電圧点検

    1. リヤドアワイヤNO.2のコネクタBを切り離す。

    2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、リヤドアワイヤNO.2車両側コネクタ各端子とボデーアース間の電圧を点検する。


    3. 基準
      端子番号
      基準
      B1⇔ボデーアース
      11.5-14V
      B3⇔ボデーアース
      11.5-14V
      NG
      ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
      OK
      次の手順へ

手順6
スライドドアクロ-ザコンピユ-タ点検

SST
09082-00030
09083-00150
  1. 導通点検

    1. スライドドアクローザコンピユータのコネクタBを切り離す。

    2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、スライドドアクローザコンピユータ車両側コネクタB17端子⇔ボデーアース間の導通を点検する。


    3. 基準
      端子番号
      測定条件(フューエルリッド閉状態)
      基準
      B17⇔ボデーアース
      ドアコントロールスイツチ(メインSW)を押したとき
      導通あり
      B17⇔ボデーアース
      ドアコントロールスイツチ(メインSW)を押さないとき
      導通なし
      NG
      他のフローチャートへ(要領は05-941 参照)
      OK
      次の手順へ

手順7
ドアコントロ-ルスイツチASSY単体点検(D席操作SW)

SST
09082-00030
09083-00150
  1. 導通点検

    1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、コネクタ3端子⇔4端子間の導通を点検する。


    2. 基準
      端子番号
      測定条件
      基準
      3⇔4
      スイッチ未操作時(OFF)
      導通なし
      3⇔4
      スイッチを押したとき(ON)
      導通あり
  2. イルミネーション点検

    1. コネクタの1端子にバツテリのマイナス、2端子にバツテリのプラスを接続したとき、ドアコントロールスイツチ(D席操作SW)のイルミネーションが点灯することを点検する。

      NG
      ドアコントロ-ルスイツチASSY交換(D席操作SW)
      OK
      次の手順へ

手順8
リヤドアワイヤNO.2単体点検

SST
09082-00030
09083-00150
  1. 導通点検

    1. リヤドアワイヤNO.2のコネクタBおよびCを切り離す。

    2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、リヤドアワイヤNO.2のコネクタ各端子間の導通を点検する。


    3. 基準
      端子番号
      基準
      B10⇔C3
      導通あり
      NG
      リヤドアワイヤNO.2修理または交換
      OK
      次の手順へ

手順9
コンピユ-タワイヤ単体点検

SST
09082-00030
09083-00150
  1. 導通点検

    1. コンピユータワイヤのコネクタCおよびスライドドアクローザコンピユータのコネクタBを切り離す。

    2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、コンピユータワイヤ側コネクタ各端子間の導通を点検する。


    3. 基準
      端子番号
      基準
      C3⇔B16
      導通あり
      NG
      コンピユ-タワイヤ修理または交換
      OK
      次の手順へ

手順10
ワイヤハーネス点検

SST
09082-00030
09083-00150
  1. 導通点検

    1. リヤドアワイヤNO.2のコネクタBおよびドアコントロールスイツチ(D席操作SW)のコネクタを切り離す。

    2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、車両側コネクタ各端子間の導通を点検する。


    3. 基準
      端子番号
      基準
      B10(ワイヤ)⇔3(D席操作SW)
      導通あり
      4(D席操作SW)⇔ボデーアース
      導通あり
      NG
      ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
      OK
      次の手順へ

手順11
スライドドアロツクリリ-スモ-タASSY単体点検

SST
09082-00030
09083-00150
  1. スライドドアモータ作動点検

    1. バッテリプラスをコネクタ1端子、バッテリマイナスをコネクタ2端子に接続したときモーターが作動するかを点検する。

      NG
      スライドドアロツクリリ-スモ-タASSY交換
      OK
      次の手順へ

手順12
リヤドアワイヤNO.2単体点検

SST
09082-00030
09083-00150
  1. 導通点検

    1. リヤドアワイヤNO.2のコネクタDおよびHを切り離す。

    2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、リヤドアワイヤNO.2のコネクタ各端子間の導通を点検する。


    3. 基準
      端子番号
      基準
      D5⇔H1
      導通あり
      NG
      リヤドアワイヤNO.2修理または交換
      OK
      次の手順へ

手順13
コンピユ-タワイヤ単体点検

SST
09082-00030
09083-00150
  1. 導通点検

    1. コンピユータワイヤのコネクタDおよびスライドドアクローザコンピユータのコネクタAを切り離す。

    2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、コンピユータワイヤ側コネクタ各端子間の導通を点検する。


    3. 基準
      端子番号
      基準
      D5⇔A4
      導通あり
      NG
      コンピユ-タワイヤ修理または交換
      OK
      次の手順へ

手順14
ワイヤハーネス点検

SST
09082-00030
09083-00150
  1. 導通点検

    1. スライドドアロツクリリースモータASSYのコネクタを切り離す。

    2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、コネクタ2端子⇔ボデーアース間の導通を点検する。


    3. 基準
      端子番号
      基準
      2⇔ボデーアース
      導通あり
      NG
      ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
      OK
      次の手順へ

手順15
スライドドアクロ-ザコンピユ-タ点検

SST
09082-00030
09083-00150
  1. 電圧点検

    1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、スライドドアクローザコンピユータ車両側各コネクタ間の電圧を点検する。


    2. 基準
      測定番号
      測定条件
      基準
      A1⇔ボデーアース
      ドアコントロールスイツチ(D席操作SW)ONまたは、トランスミツタのPWR DOORスイッチON→OFF
      10-14V→0V
      A5⇔ボデーアース
      ドアコントロールスイツチ(D席操作SW)ONまたは、トランスミツタのPWR DOORスイッチON→OFF
      10-14V→0V
      A3⇔A9
      ドアコントロールスイツチ(D席操作SW)ONまたは、トランスミツタのPWR DOORスイッチON→OFF
      10-14V→0V
      B11⇔ボデーアース
      常時
      10-14V
      NG
      スライドドアクロ-ザコンピユ-タ交換
      OK
      次の手順へ

手順16
コンピユ-タワイヤ点検

SST
09082-00030
09083-00150
  1. 導通点検

    1. スライドドアクローザコンピユータのコネクタA、BおよびスライドドアモータASSYのコネクタを切り離す。

    2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、コンピユータワイヤ側コネクタ各端子間の導通を点検する。


    3. 基準
      端子番号(コンピユータ⇔モータ)
      基準
      A1⇔6
      導通あり
      A5⇔7
      導通あり
      A3⇔3
      導通あり
      A9⇔8
      導通あり
      B24⇔1
      導通あり
      B23⇔4
      導通あり
      B11⇔2
      導通あり
      NG
      コンピユ-タワイヤ修理または交換
      OK
      スライドドアモ-タASSY交換