ヒータ & エアコンデイシヨナーシステム 前点検
  1. トラブルシューティングの前に
    1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、バッテリー電圧を点検する。
    2. SST
      09082-00030

      基準値
      10-14V(エンジン停止時)

    3. ヒューズ切れ、ワイヤハーネス断線、短絡、コネクターの接続不良など目視で確認できる箇所の点検を行う。
    4. エンジンを十分に暖気する。
    5. トラブルシューティングの進め方チャートに従って点検する。
  2. パネルダイアグノーシスによる点検(パネルダイアグノーシス起動)
    1. イグニッションスイッチをOFFにする。
    2. コントロールパネルの”AUTO”スイッチと”エアコン”スイッチを同時に押しながら、イグニッションスイッチをOFF→エンジンを始動する。

  3. パネルダイアグノーシスによる点検(インジケータチェック)
    1. パネルダイアグノーシスを起動させると自動的にインジケータチェックを行う。
    2. 1秒間隔で全インジケータおよび設定表示部が点灯、消灯を4回繰り返すことを確認する。
    3. □ 参 考 □
      インジケータチェック終了後、自動的にセンサチェックおよびアクチュエータチェックを開始する。

    4. パネルダイアグノーシスを終了する場合は、”F/D”スイッチを押す。

  4. パネルダイアグノーシスによる点検(センサチェック)
    1. インジケータチェックを行う。
    2. インジケータチェックが終了すると自動的にセンサチェックを行う。
    3. アクチュエータチェックで全てのチェックモードを行う。
    4. ■ 注 意 ■
      インジケータチェックから自動的に行うセンサチェックでは、現在故障の診断が完全には出来ないため、必ず、アクチュエータチェックを行ってから再度センサチェックを行い、結果を確認する。

    5. センサチェックの結果をインジケータ部の点滅で表示する。
    6. □ 参 考 □
      • 図は、コード”FACE”(IRセンサーの故障)を出力した場合を示す。
      • 異常コードが2項目以上ある場合は、同時に点滅表示する。


    7. センサチェックコードが出力された場合は、ダイアグコード一覧表からコードを読み取る。(要領は05-347 参照)
    8. パネルダイアグノーシスを終了する場合は、”F/D”スイッチを押す。
  5. パネルダイアグノーシスによる点検(センサチェックコード記憶消去)
    1. 不具合箇所を点検、修理または交換する。
    2. 次の作業を行い、コード(除く現在故障)の記憶を消去する。
      1. センサチェック中に”DEF”スイッチ(A)を押しながら”RrDEF”スイッチ(B)を押す。
      2. □ 参 考 □
        エンジンルームリレーブロックASSYの”ECU-B”ヒューズをはずしてもコードの記憶を消去できる。


    3. 記憶消去後センサチェックを行い、正常コードが出力されることを確認する。
  6. パネルダイアグノーシスによる点検(アクチュエータチェック)
    1. エンジンを始動し、十分暖気する。
    2. インジケータチェックを行う。
    3. インジケータチェック終了後に自動的にセンサチェックおよびアクチュエータチェックモードに移行する。
    4. □ 参 考 □
      アクチュエータチェックを行う場合は必ず、エンジン始動状態で行う。

    5. 温度設定スイッチの設定温度を変えることにより各ステップに移行するので、目視、手で温度、風量を点検する。
    6. □ 参 考 □
      • 図は、ステップ”4”を出力している場合を示す。
      • 各アクチュエータチェックを行っている時にもセンサチェックの結果表示を行う。

    7. パネルダイアグノーシスを終了する場合は、”F/D”スイッチを押す。
    8. アクチュエータチェック一覧表

      ステップ
      設定温度
      ブロワレベル
      吹出口
      吸込口
      コンプレッサ作動状態
      エアミックスダンパ開度
      MAX COLD-20.5
      FACE
      外気位置
      OFF
      0%
      21.0-22.5
      B/L
      外気位置
      ON
      0%(冷風)
      23.0-25.0
      FOOT
      外気位置(除く寒冷地)
      内外気二層位置(寒冷地)
      ON
      50%
      25.5-27.5
      16
      FOOT1
      内気位置
      ON
      50%
      28.0-30.0
      16
      F/D
      内気位置
      ON
      100%(暖風)
      30.5-MAX HOT
      31
      DEF
      内気位置
      ON
      100%(暖風)

  7. S2000による点検(データモニター)
  8. □ 参 考 □
    点検は、エンジン始動状態で行う。

    1. SSTを使用して、画面表示に従って操作を行い、「データモニター」画面を表示させてコンピュータデータを点検する。
    2. SST
      09991-60101
      09991-60300

      [システム選択画面:TCCS→データモニター]

      項目名
      [項目記号]
      項目名解説
      点検条件
      参考値
      異常時の主な点検項目
      エアコン信号
      [A/C]
      A/Cスイッチの入力信号
      (ON信号)を表示
      A/Cスイッチ
      OFF→ON
      OFF→ON