DTC P0516 バッテリ温センサ(Low)

 DTC P0517 バッテリ温センサ(High)

準備品一覧

回路解説

バッテリサーモメータセンサは、バッテリ温度を感知する。バッテリサーモメータセンサ内に組み込まれているサーミスタは、バッテリ温の変化に伴い抵抗値が変化する。バッテリ温度が低ければ低いほどサーミスタの抵抗値は大きくなり、逆に高ければ高いほど抵抗値は小さくなる。バッテリサーモメータセンサは、エンジンコントロールコンピュータと接続されており、エンジンコントロールコンピュータのTHB端子から抵抗Rを経由して5Vの電源電圧がバッテリサーモメータセンサに供給される。つまり、抵抗Rとバッテリサーモメータセンサは直列で接続されているので、抵抗値はバッテリ温度の変化に伴い変化し、THBターミナルの電位もまた変化する。この信号を基にエンジンコントロールコンピュータはバッテリ高温時に充電電流を減らし、バッテリを保護する。

DTC No.
DTC検出条件
1.診断条件 2.異常状態 3.異常期間 4.その他
点検部位
P0516
1.イグニッションスイッチ ON
2.バッテリサーモメータセンサの出力値が0.2V以下
3.0.5秒以上
4.1トリップ
  • バッテリサーモメータセンサ
  • ワイヤハーネスまたはコネクタ
  • エンジンコントロールコンピュータ
P0517
1.イグニッションスイッチ ON
2.バッテリサーモメータセンサの出力値が4.8V以下
3.0.5秒以上
4.1トリップ
  • バッテリサーモメータセンサ
  • ワイヤハーネスまたはコネクタ
  • エンジンコントロールコンピュータ

配線図

点検手順

□ 参 考 □
吸気温センサ系統(P0110/24),水温センサ系統(P0115/22)、スロットルセンサ系統(P0120/41)、P/S圧力センサ系統(P0550/75)、バッテリ温センサ系統(P0516、P0517)、バッテリ電流センサ系統(P1550、P1551、P1552)が同時に出力された場合は、E2(アース系統)が断線している可能性がある。

手順1
バツテリサ-モメ-タセンサ単体点検(要領は19-8 参照)
      NG
      バツテリサ-モメ-タセンサ交換
      OK
      次の手順へ

手順2
ワイヤハーネスまたはコネクタ点検(エンジンコントロールコンピューターバッテリーサーモメーターセンサ)

SST
09082-00030
09083-00150
  1. バッテリサーモメータセンサコネクタおよびエンジンコントロールコンピュータコネクタAを切り離す。

  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用してエンジンコントロールコンピュータ⇔バッテリサーモメータセンサ間の導通および短絡を点検する。(端子配列は05-16 参照)


  3. 基準
    点検端子(端子名)
    エンジンコントロールコンピュータ⇔バッテリサーモメータセンサ
    点検端子(端子名)
    エンジンコントロールコンピュータ⇔バッテリサーモメータセンサ
    基準
    基準
    A31(THB)⇔1(THB)
    A31(THB)⇔1(THB)
    導通があり、他の端子間およびボデーアース間と短絡がないこと
    導通があり、他の端子間およびボデーアース間と短絡がないこと
    A28(E2)⇔2(E2)
    A28(E2)⇔2(E2)
    導通があり、他の端子間およびボデーアース間と短絡がないこと
    導通があり、他の端子間およびボデーアース間と短絡がないこと
      NG
      ワイヤハーネスまたはコネクタ修理または交換
      OK
      エンジンコントロ-ルコンピユ-タ点検および交換