DTC P0325/52 ノックセンサー系統1

準備品一覧

回路説明

ノックコントロールセンサは、シリンダブロックに取り付けられておりエンジンのノッキングを検出する。ノックコントロールセンサ内部には、ノッキングによりシリンダブロックが振動し変形することにより電圧を発生させるセンサを備えており、エンジンノッキングが起きた時にはエンジンコントロールコンピュータが点火時期を遅らせノッキングを抑えます。

DTC No.
DTC検出条件
1.診断条件 2.異常状態 3.異常期間 4.その他
点検部位
P0325/52
1.エンジン暖機後、エンジン回転数1800~5000r/minで走行時
2.ノックセンサ回路の断線または短絡
3.10秒以上
4.1トリップ
  • ワイヤハーネスまたはコネクタ
  • ノックコントロールセンサ
  • ノックコントロールセンサ締め付け不良
  • エンジンコントロールコンピュータ

回路図

診断手順

□ 参 考 □
S2000を使用して、フリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには、不具合発生時のエンジン稼動状態の一部を記録してあり、それらの情報がトラブルシュートする際に役立つ。

手順1
エンジンコントロ-ルコンピユ-タ点検

SST
09991-60101
09991-60300
□ 参 考 □
S2000のオシロスコープ機能を使用することにより、エンジンコントロールコンピュータ⇔ノックコントロールセンサ間の機能点検を実施することができます。

  1. S2000をエンジンコントロールコンピュータのコネクタB1(KNKL)⇔A28(E2)端子間を接続する。(端子配列は05-16 参照)

  2. S2000をオシロスコープ機能にセットする。「セット方法については、S2000取扱説明書を参照」

  3. 項目
    内容
    測定端子
    KNKL⇔E2
    計器セット
    0.5V/DIV、1ms/DIV
    測定条件
    暖機後、エンジン回転数4000r/minで保持
    □ 参 考 □
    • 掲載のオシロスコープ波形は参考例であり、ノイズ、チャタリング波形などは省略してあります。
    • 波形振幅は車両ごとに若干異なる。

      OK
      エンジンコントロ-ルコンピユ-タ点検および交換
      NG
      次の手順へ

手順2
センサ取り付け部点検
  1. ノックコントロールセンサの取り付け状態を点検する。

      NG
      センサ取り付け部修理または交換
      OK
      次の手順へ

手順3
ワイヤハーネスまたはコネクタ点検(エンジンコントロールコンピユータ-ノツクコントロールセンサ)

SST
09082-00030
09083-00150
  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクタBおよびノックコントロールセンサのコネクタを切り離す。

  2. トヨタエレクトリカルテスターを使用して、エンジンコントロールコンピュータの車両側コネクタ⇔ノックコントロールセンサの車両側コネクタ間の導通および短絡を点検する。(端子配列は05-16 参照)


  3. 基準
    測定端子(端子名)
    エンジンコントロールコンピュータ⇔ノックコントロールセンサ
    基準
    B1(KNKL)⇔1(KNKL)
    導通があり他の端子間およびボデーアース間と短絡がないこと
      NG
      ワイヤハーネスまたはコネクタ修理または交換
      OK
      次の手順へ

手順4
ノツクコントロ-ルセンサ交換

SST
09991-60101
09991-60300
  1. ノックコントロールセンサを交換する。(要領は14-20 参照)

  2. DLC3にS2000を接続する。

  3. イグニッションスイッチをONにして、S2000画面表示に従ってダイアグコードを消去する。

  4. 走行テストを行う。

      GO
      次の手順へ

手順5
ダイアグコード読み取り

SST
09991-60101
09991-60300
  1. DLC3にS2000を接続する。

  2. イグニッションスイッチをONにして、S2000の画面表示に従ってダイアグコードを読み取る。

    1. DTC P0325/52が出力されているか確認する。


    2. 検出結果
      A
      B
      P0325/52を表示
      P0325/52は表示されない
      B
      システム正常
      A
      エンジンコントロ-ルコンピユ-タ修理または交換