トランスフアASSY(4WD) オーバーホール(脱着・分解)

    準備品一覧

    □ 参 考 □
    • エンジンASSY構成図は14-14 参照
    • トランスファ構成図は31-9 参照

  1. エンジンASSYW/トランスアクスル取りはずし(要領は14-20 参照)
  2. □ 参 考 □
    燃料流出防止作業からフロントサスペンションクロスメンバ取りはずしまで参照する。

  3. エンジンマウンテイングブラケツトRR取りはずし
    1. ボルト3本をはずし、エンジンマウンティングブラケットRRを取りはずす。

  4. マニホルドサポ-トブラケツト取りはずし
    1. ボルト3本をはずし、マニホルドサポートブラケットを取りはずす。

  5. トランスフアスチフナプレ-トCTR取りはずし
    1. ボルト5本をはずし、トランスファスチフナプレートCTRを取りはずす。

  6. トランスフアスチフナプレ-トRH取りはずし
    1. ボルト5本をはずし、トランスファスチフナプレートRHを取りはずす。

  7. トランスフアASSY取りはずし
    1. ナット6個を取りはずす。
    2. トランスファASSYをトランスアクスルASSYから取りはずす。
    3. ■ 注 意 ■
      • トランスファASSYはトランスアクスルASSYから水平に取りはずす。
      • トランスファASSYの両側のオイルシール部を持って移動させない。


  8. トランスフア&トランスアクスルセツテイングスタツドボルト取りはずし
    1. ダブルナットを使用してスタッドボルト4本を取りはずす。
    2. □ 参 考 □
      ナットM12×P1.25(品番90179-12068)


  9. トランスフアケ-スプラグNO.2取りはずし
    1. トランスファケースプラグNo.2(フィラープラグ)を取りはずす。
    2. プラグNo.2からガスケットを取りはずす。

  10. トランスフアケ-スプラグNO.1取りはずし
    1. トランスファケースプラグNo.1(フィラープラグ)を取りはずす。
    2. プラグNo.1からガスケットを取りはずす。

  11. トランスフアドレ-ンプラグ取りはずし
    1. トランスファドレーンプラグを取りはずす。
    2. トランスファドレーンプラグからガスケットを取りはずす。

  12. トランスフアケ-スブリ-ザプラグ取りはずし
    1. タガネおよびハンマーを使用して、ブリーザプラグを少し浮かせる。
    2. マイナスドライバーで軽くこじて、ブリーザプラグを取りはずす。

  13. トランスフアケ-スカバ-NO.1取りはずし
    1. ボルト8本を取りはずす。

    2. ブラスバーおよびハンマーを使用して、ケースカバーをケースから取りはずす。
    3. ■ 注 意 ■
      ブラスバーはケースのリブ部に当てる。


  14. トランスフアダイナミツクダンパ取りはずし
    1. ボルト3本をはずし、ダイナミックダンパをエクステンションハウジングから取りはずす。

  15. トランスフアケ-スストレ-トピン取りはずし
    1. トランスファケースストレートピン4個を取りはずす。

  16. トランスフアASSY固定
    1. トランスファASSYをオーバーホールアタッチメントに固定する。
  17. トランスフアエクステンシヨンハウジングダストデフレクタ取りはずし
    1. プラスチックハンマーを使用して、ダストデフレクタをエクステンションハウジングから取りはずす。
    2. □ 参 考 □
      ダストデフレクタまたはエクステンションハウジングを交換する場合のみ作業を行う。


  18. トランスフアエクステンシヨンハウジングオイルシ-ル取りはずし
    1. SSTを使用して、オイルシールをエクステンションハウジングから取りはずす。
    2. SST
      09308-00010

      ■ 注 意 ■
      ハウジングのオイルシール圧入面およびブシュ内径部を傷つけないように注意する。


  19. トランスフアエクステンシヨンハウジング取りはずし
    1. ボルト4本を取りはずす。

    2. プラスチックハンマーを使用して、エクステンションハウジングをケースから取りはずす。

  20. プレロード点検
    1. SSTおよびトルクレンチを使用して、バックラッシュの範囲内で起動トルク(ドリブンピニオンプレロード)を点検する。
    2. SST
      09326-20011

      基準値
      T=0.39-0.69N・m{4.0-7.0kgf・cm}
      T’=0.25-0.44N・m{2.5-4.5kgf・cm}(SSTおよびトルクレンチ[0-3N・m{0-30kgf・cm}]使用時)

    3. SSTおよびトルクレンチを使用して、ドリブンピニオンとリングギヤ歯面を当てた状態で起動トルク(総合プレロード)を点検する。
    4. SST
      09326-20011

      基準値
      T=ドリブンピニオンプレロード+0.25-0.44N・m{+2.5-4.5kgf・cm}
      T’=ドリブンピニオンプレロード+0.16-0.28N・m{+1.6-2.9kgf・cm}(SSTおよびトルクレンチ[0-3N・m{0-30kgf・cm}使用時)


  21. バックラッシュ点検
    1. ダイヤルゲージをリングギヤの歯面に直角に当て、ドリブンピニオンを固定し、リングギヤを動かして点検する。
    2. 基準値
      0.10-0.15mm

      ■ 注 意 ■
      リングギヤ円周上の3箇所以上で点検する。


  22. リングギヤとドリブンピニオンの歯当たり点検
    1. リングギヤの歯面両側に光明丹を薄く均一に塗布し、リングギヤを数回、正回転、逆回転させる。
    2. ■ 注 意 ■
      • リングギヤ円周上の4箇所以上で歯当たり状態を見る。
      • 光明丹は厚く塗りすぎると不正確になるため、全歯にできるだけ薄く塗布する。

      □ 参 考 □
      光明丹が示すパターンが歯当たり位置である。



  23. トランスフアケ-スオイルシ-ル取りはずし
    1. SSTを使用して、オイルシールをケースから取りはずす。
    2. SST
      09308-00010

      ■ 注 意 ■
      ケースのオイルシール圧入面を傷つけない。


  24. トランスフアケ-スオイルシ-ルRH取りはずし
    1. SSTを使用して、オイルシールをケースから取りはずす。
    2. SST
      09308-00010

      ■ 注 意 ■
      ケースのオイルシール圧入面を傷つけない。


  25. トランスフアアウトプツトシヤフトスペ-サNO.1取りはずし
    1. ボルト2本をはずし、ベアリングキャップを取りはずす。

    2. SST、マイナスドライバーおよびハンマーを使用して、スペーサをケースから取りはずす。
    3. SST
      09504-22012

      ■ 注 意 ■
      ウエスを使用して、ケースを傷つけない。


  26. トランスフアリングギヤマウンテングケ-スワツシヤNO.2取りはずし
  27. トランスフアリングギヤマウンテイングケ-ス取りはずし
    1. リングギヤマウンティングケースを、リングギヤおよびリングギヤマウンティングケースベアリングと一体でケースから取りはずす。

  28. ドリブンピニオン取りはずし
    1. SSTおよびハンマーを使用して、トランスファギヤナットのかしめを解く。
    2. SST
      09930-00010

      ■ 注 意 ■
      • SSTを使用する際、平らな面を外側にして使用する。
      • SST先端をグラインダー等で絶対に削らない。


    3. SSTを使用して、トランスファギヤナットを取りはずす。
    4. SST
      09326-20011
      09556-16030


    5. プレスを使用して、ドリブンピニオン、トランスファドリブンピニオンベアリングRR(インナーレース)およびトランスファピニオンベアリングスペーサを取りはずす。
    6. ■ 注 意 ■
      • ケース内にウエスを入れて、ドリブンピニオンの脱落を防ぐ。
      • 木片などを介して、ケースを水平に保つ。


  29. トランスフアドリブンピニオンベアリングRR取りはずし
    1. ブラスバーおよびハンマーを使用して、ドリブンピニオンベアリングRR(アウターレース)の2箇所を軽くたたいてケースから取りはずす。
    2. ■ 注 意 ■
      ブラスバーは、ケースの切り欠き部2箇所に当てる。


  30. トランスフアドリブンピニオンベアリングFR取りはずし
    1. SSTおよびプレスを使用して、ドリブンピニオンベアリングFR(インナーレース)をドリブンピニオンから取りはずす。
    2. SST
      09950-00020


    3. ブラスバーおよびハンマーを使用して、ドリブンピニオンベアリングFR(アウターレース)を軽くたたいてケースから取りはずす。
    4. ■ 注 意 ■
      ブラスバーは、ケースの切り欠き部2箇所に当てる。


  31. トランスフアアウトプツトシヤフトワツシヤ取りはずし
  32. リングギヤマウンテイングケ-スベアリング取りはずし
    1. リングギヤマウンティングケースベアリングRH(アウターレース)をリングギヤマウンティングケースASSYから取りはずす。
    2. SSTを使用して、リングギヤマウンティングケースベアリングRH(インナーレース)をリングギヤマウンティングケースASSYから取りはずす。
    3. SST
      09950-40011(09951-04010,09952-04010,09953-04020,09954-04010,09955-04061,09957-04010,09958-04011)
      09950-60010(09951-00440)

      ■ 注 意 ■
      SST(09953-04020)のねじ部および先端部に油脂類を塗布して使用する。


    4. SSTを使用して、リングギヤマウンティングケースベアリングLH(インナーレース)をリングギヤマウンティングケースASSYから取りはずす。
    5. SST
      09950-40011(09951-04010,09952-04010,09953-04020,09954-04010,09955-04061,09957-04010,09958-04011)
      09950-60010(09951-00400)

      ■ 注 意 ■
      SST(09953-04020)のねじ部および先端部に油脂類を塗布して使用する。


    6. ブラスバーおよびハンマーを使用して、リングギヤマウンティングケースベアリングLH(アウターレース)の2箇所を軽くたたいてケースから取りはずす。
    7. ■ 注 意 ■
      ブラスバーはケースの切り欠き部2箇所に当てる。


    8. リングギヤマウンティングケースワッシャを取りはずす。
  33. リングギヤ振れ点検
    1. リングギヤマウンティングケースASSYをVブロックの上にのせる。
    2. ダイヤルゲージを使用して、リングギヤの振れを点検する。
    3. 限 度
      0.06mm


  34. リングギヤ取りはずし
    1. リングギヤマウンティングケースASSYをアルミ板を介して、バイスに固定する。
    2. ■ 注 意 ■
      バイスを強く締め付けない。

    3. リングギヤマウンティングケースとリングギヤに合わせマークを付ける。
    4. ボルト10本を取りはずす。

    5. プラスチックハンマーを使用して、リングギヤの外周を軽くたたいて取りはずす。
    6. □ 参 考 □
      リングギヤの歯面を傷つけないようにウエスなどをあてる。


  35. トランスフアリングギヤマウンテイングケ-ス振れ点検
  36. □ 参 考 □
    リングギヤ振れ点検で限度を超えた場合のみ行う。

    1. リングギヤマウンティングケースをVブロックの上にのせる。
    2. ダイヤルゲージを使用して、リングギヤマウンティングケースの振れを点検する。
    3. 限 度
      0.14mm


  37. トランスフアドリブンピニオンベアリングRR取り付け
    1. SSTおよびプレスを使用して、ドリブンピニオンベアリングRR(アウターレース)をケースに圧入する。
    2. SST
      09950-60010(09951-00610)
      09950-70010(09951-07150)

      ■ 注 意 ■
      木片などを介して、トランスファケースを水平に保つ。

    3. ドリブンピニオンベアリングRR(アウターレース)にギヤオイルスーパーを塗布する。

  38. トランスフアアウトプツトシヤフトワツシヤ取り付け
    1. トランスファアウトプットシャフトワッシャをケースに取り付ける。
    2. □ 参 考 □
      トランスファアウトプットシャフトワッシャは分解前と同じものを取り付ける。

    3. トランスファアウトプットシャフトワッシャにギヤオイルスーパーを塗布する。
  39. トランスフアドリブンピニオンベアリングFR取り付け
    1. 図の位置にギヤオイルスーパーを塗布する。
    2. SST、ボルトおよびナットを使用して、ドリブンピニオンベアリングFR(アウターレース)をケースに取り付ける。
    3. SST
      09950-60010(09951-00600,09951-00610,09951-00650)
      09950-60020(09951-00680)

      □ 参 考 □
      • ボルト(M12×P1.25 首下長さ186mm)90101-12159を使用する。
      • ナット(M12×P1.25)90179-12051を使用する。


    4. SSTおよびプレスを使用して、ドリブンピニオンベアリングFR(インナーレース)をドリブンピニオンに圧入する。
    5. SST
      09506-30012


    6. ドリブンピニオンベアリングFRにギヤオイルスーパーを塗布する。
  40. ドリブンピニオン取り付け
    1. ドリブンピニオンをケースに取り付ける。

    2. 新品のピニオンベアリングスペーサおよびドリブンピニオンベアリングRR(インナーレース)をドリブンピニオンに取り付ける。
    3. □ 参 考 □
      ピニオンベアリングスペーサは、内径の大きい方がフロント側になるように取り付ける。


    4. ドリブンピニオンベアリングRRにギヤオイルスーパーを塗布する。
    5. 新品のトランスファギヤナットのねじ部および座面にハイポイドギヤオイルLSDを軽く塗布し、SSTを使用して、ドリブンピニオンプレロード調整トルク下限値でトランスファギヤナットを取り付ける。
    6. SST
      09326-20011
      09556-16030

      基準値
      T=295N・m{3008kgf・cm}
      T’=277N・m{2825kgf・cm}(SSTおよびトルクレンチ4200F使用時)

      ■ 注 意 ■
      トランスファギヤナットをかしめない。

      □ 参 考 □
      • T=295-403N・m{3008-4109kgf・cm}(ドリブンピニオンプレロード調整用トルク)
      • T’=277-378N・m{2820-3853kgf・cm}(SSTおよびトルクレンチ4200F使用時のドリブンピニオンプレロード調整用トルク)


  41. ドリブンピニオンプレロード調整
    1. SSTおよびトルクレンチを使用して、ドリブンピニオンの起動トルクを測定する。
    2. SST
      09326-20011

      基準値
      ベアリング
      ドリブンピニオンプレロード
      新品時
      0.69-1.27N・m{7.0-13.0kgf・cm}
      新品時
      0.43-0.81N・m{4.4-8.3kgf・cm}SSTおよびトルクレンチ[0-3N・m(0-30kgf・cm)]使用時
      再使用時
      0.39-0.69N・m{4.0-7.0kgf・cm}
      再使用時
      0.25-0.44N・m{2.5-4.5kgf・cm}SSTおよびトルクレンチ[0-3N・m(0-30kgf・cm)]使用時

      ■ 注 意 ■
      • ベアリングをなじませるため、正転および逆転を数回行なった後に測定する。
      • プレロード過大の場合は、トランスファピニオンベアリングスペーサを新品と交換する。
      • プレロード不足の場合は、トランスファギヤナットを5-10°ずつ増し締めしながら、プレロードを測定し基準値になるように繰り返し調整する。
      • トランスファギヤナットの締め付けトルクが基準値上限締め付けトルクを超えてもプレロード不足の場合は、トランスファギヤナットを一度ゆるめて、トランスファギヤナットおよびドリブンピニオンのねじ山がつぶれていないか点検する。
      • 異常がなければ、トランスファピニオンベアリングスペーサを交換し、ねじ部にハイポイドギヤオイルLSDを塗布したのち前記作業を繰り返す。
      • 総合プレロード測定のため、プレロードを記録しておく。


  42. リングギヤ取り付け
    1. リングギヤを熱湯で90-100°Cに加熱する。
    2. リングギヤとリングギヤマウンティングケースの合わせ面の油脂および水分を十分に清掃する。
    3. リングギヤマウンティングケースのねじ穴を清掃する。

    4. リングギヤとリングギヤマウンティングケースの合わせマークを合わせ、素早く取り付ける。
    5. ■ 警 告 ■
      リングギヤが高温なので厚手の手袋などで手を保護する。

      ■ 注 意 ■
      リングギヤマウンティングケースのボルト穴とリングギヤのねじ穴を合わせる。


    6. ボルト10本で締め付ける。
    7. 基準値
      T=78N・m{790kgf・cm}

      ■ 注 意 ■
      • ボルトの締め付けは、対角線に相対する順に行い、数回に分けて締め付ける。
      • ボルトはリングギヤが十分に冷えてから締め付ける。

  43. リングギヤマウンテイングケ-スベアリング取り付け
    1. SSTおよびプレスを使用して、リングギヤマウンティングケースベアリングRH(インナーレース)をリングギヤマウンティングケースに圧入する。
    2. SST
      09950-60010(09951-00510)

    3. リングギヤマウンティングケースベアリングRH(アウターレース)をリングギヤマウンティングケースに取り付ける。
    4. リングギヤマウンティングケースベアリングRHにギヤオイルスーパーを塗布する。

    5. SSTおよびプレスを使用して、リングギヤマウンティングケースベアリングLH(インナーレース)をリングギヤマウンティングケースに圧入する。
    6. SST
      09223-00010
      09726-40010


    7. リングギヤマウンティングケースワッシャをケースに取り付ける。
    8. □ 参 考 □
      リングギヤマウンティングケースワッシャは分解前と同じ厚さのものを取り付ける。

    9. SSTおよびプレスを使用して、リングギヤマウンティングケースベアリングLH(アウターレース)をケースに圧入する。
    10. SST
      09950-60010(09951-00610)
      09950-70010(09951-07200)


    11. リングギヤマウンティングケースベアリングLHにギヤオイルスーパーを塗布する。
  44. トランスフアリングギヤマウンテイングケ-ス取り付け
    1. リングギヤマウンティングケースをケースに取り付ける。

  45. トランスフアアウトプツトシヤフトスペ-サNO.1取り付け
    1. スペーサを図のように、ケースの穴とスペーサの切り欠きを合わせて取り付ける。

  46. トランスフアリングギヤマウンテングケ-スワツシヤNO.2取り付け
    1. ブラスバーおよびハンマーを使用して、トランスファリングギヤマウンティングケースワッシャNo.2を取り付ける。
    2. □ 参 考 □
      トランスファリングギヤマウンティングケースワッシャNo.2は分解前と同じ厚さの新品のものを取り付ける。


    3. ボルト2本で、ベアリングキャップを取り付ける。
    4. 基準値
      T=63N・m{644kgf・cm}


  47. バックラッシュ点検
    1. ダイヤルゲージをリングギヤの歯面に直角に当て、ドリブンピニオンを固定しリングギヤを動かして点検する。
    2. 基準値
      0.10-0.15mm

      ■ 注 意 ■
      リングギヤ円周上の3箇所以上で点検する。

    3. 基準値外の場合は、リングギヤマウンティングケースベアリングLH(アウターレース)側のワッシャ(リングギヤマウンティングケースワッシャ)を表から選択し、再度取り付けて基準値にする。
    4. □ 参 考 □
      バックラッシュが基準値より大きい時は板厚の薄いものを、小さいときは厚いものを選択する。

      リングギヤマウンティングケースワッシャの種類(バックラッシュ調整用)

      品番
      板厚[mm]
      識別マ-ク
      36265-21350
      2.05
      50
      36265-21360
      2.08
      51
      36265-21370
      2.11
      52
      36265-21380
      2.14
      53
      36265-21390
      2.17
      54
      36265-21400
      2.20
      55
      36265-21410
      2.23
      56
      36265-21420
      2.26
      57
      36265-21430
      2.29
      58
      36265-21440
      2.32
      59
      36265-21450
      2.35
      60
      36265-21460
      2.38
      61
      36265-21470
      2.41
      62
      36265-21480
      2.44
      63
      36265-21490
      2.47
      64
      36265-21500
      2.50
      65
      36265-21510
      2.53
      66
      36265-21520
      2.56
      67
      36265-21530
      2.59
      68
      36265-21540
      2.62
      69
      36265-21550
      2.65
      70
      36265-21560
      2.68
      71
      36265-21570
      2.71
      72
      36265-21580
      2.74
      73
      36265-21590
      2.77
      74
      36265-21600
      2.80
      75
      36265-21610
      2.83
      76
      36265-21620
      2.86
      77
      36265-21630
      2.89
      78
      36265-21640
      2.92
      79
      36265-21650
      2.95
      80
      36265-21660
      2.98
      81
      36265-21670
      3.01
      82
      36265-21680
      3.04
      83
      36265-21690
      3.07
      84

    5. リングギヤマウンティングケースワッシャ(バックラッシュ調整用)の位置を図に示す。

  48. リングギヤとドリブンピニオンの歯当たり点検
    1. リングギヤの歯面両側に光明丹を全歯に均一に薄く塗布し、リングギヤを数回、正回転、逆回転させる。
    2. 歯当たり位置が図の正しい歯当たりの範囲に入っていることを確認する。
    3. ■ 注 意 ■
      • リングギヤの円周上4箇所で当たり状態をみる。
      • 光明丹は厚く塗りすぎると不正確になるため、全歯にできるだけ薄く塗布する。

      □ 参 考 □
      光明丹が示すパターンが歯当たり位置である。

    4. フェース当たり、フランク当たりの場合は、以下の作業を行う。
      1. バックラッシュ調整用ワッシャ(リングギヤマウンティングケースワッシャ)により、リングギヤを移動させて調整する。〈*1〉
      2. リングギヤとドリブンピニオンの歯当たり点検を再度行う。
      3. □ 参 考 □
        正しい歯当たりになっていない場合は〈*1〉を再度行う。

      4. リングギヤとドリブンピニオンのバックラッシュ点検を行う。
      5. □ 参 考 □
        リングギヤとドリブンピニオンのバックラッシュが基準値内にない場合は、リングギヤとドリブンピニオンを新品に交換する。



    5. ヒール当たり、トー当たりの場合は、以下の作業を行う。
      1. トランスファドリブンピニオンベアリングFR(アウターレース)側のワッシャ(トランスファアウトプットシャフトワッシャ)を表より選択し、再度取り付ける。
      2. ■ 注 意 ■
        トランスファピニオンベアリングスペーサは再使用しない。

        □ 参 考 □

        トランスファアウトプットワッシャの種類(歯当たり調整用)

        品番
        板厚[mm]
        識別マ-ク
        36275-33010
        2.10
        AA
        36275-33030
        2.12
        AC
        36275-33050
        2.14
        BB
        36275-33070
        2.16
        CA
        36275-33090
        2.18
        CC
        36275-33110
        2.20
        DB
        36275-33130
        2.22
        EA
        36275-33150
        2.24
        EC
        36275-33170
        2.26
        FB
        36275-33190
        2.28
        GA
        36275-33210
        2.30
        GC
        36275-33230
        2.32
        HB
        36275-33250
        2.34
        JA
        36275-33270
        2.36
        JC
        36275-33290
        2.38
        KB
        36275-33310
        2.40
        LA
        36275-33330
        3.42
        LC
        36275-33350
        3.44
        MB
        36275-33370
        2.46
        NA
        36275-33390
        2.48
        NC
        36275-33410
        2.50
        PB
        36275-33430
        2.52
        QA
        36275-33450
        2.54
        QC

    6. トランスファアウトプットシャフトワッシャ(歯当たり調整用)の位置を図に示す。

  49. 総合プレロード調整
    1. SSTおよびトルクレンチを使用して、ドリブンピニオンとリングギヤの歯面を当てた状態で起動トルク(総合プレロード)を測定する。
    2. SST
      09316-20011

      基準値
      ベアリング
      ピニオンプレロード
      新品時
      ドリブンピニオンプレロード+0.39-0.59N・m{4.0-6.0kgf・cm}
      新品時
      ドリブンピニオンプレロード+0.24-0.37N・m{2.4-3.8kgf・cm}SSTおよびトルクレンチ[0-3N・m(0-30kgf・cm)]使用時
      再使用時
      ドリブンピニオンプレロード+0.25-0.44N・m{2.5-4.5kgf・cm}
      再使用時
      ドリブンピニオンプレロード+0.16-0.28N・m{1.6-2.9kgf・cm}SSTおよびトルクレンチ[0-3N・m(0-30kgf・cm)]使用時

      ■ 注 意 ■
      ベアリングをなじませるため、ドリブンピニオンの正回転および逆回転を数回行った後に測定する。

    3. プレロードが基準値外の場合は、リングギヤマウンティングケースベアリングRH(アウターレース)側のワッシャ(トランスファリングギヤマウンティングケースワッシャNo.2)を表から選択し、再度組み付ける。
    4. トランスファリングギヤマウンティングケースワッシャNo.2の種類(プレロード調整用)

      品番
      板厚[mm]
      識別マ-ク
      36266-33010
      2.47
      A0
      36266-33020
      2.50
      A1
      36266-33030
      2.53
      A2
      36266-33040
      2.56
      A3
      36266-33050
      2.59
      A4
      36266-33060
      2.62
      A5
      36266-33070
      2.65
      A6
      36266-33080
      2.68
      A7
      36266-33090
      2.71
      A8
      36266-33100
      2.74
      A9
      36266-33110
      2.77
      B0
      36266-33120
      2.80
      B1
      36266-33130
      2.83
      B2
      36266-33140
      2.86
      B3
      36266-33150
      2.89
      B4
      36266-33160
      2.92
      B5
      36266-33170
      2.95
      B6
      36266-33180
      2.98
      B7
      36266-33190
      3.01
      B8
      36266-33200
      3.04
      B9
      36266-33210
      3.07
      C0
      36266-33220
      3.10
      C1
      36266-33230
      3.13
      C2
      36266-33240
      3.16
      C3
      36266-33250
      3.19
      C4
      36266-33260
      3.22
      C5
      36266-33270
      3.25
      C6
      36266-33280
      3.28
      C7
      36266-33290
      3.31
      C8
      36266-33300
      3.34
      C9
      36266-33310
      3.37
      D0
      36266-33320
      3.40
      D1
      36266-33330
      3.43
      D2
      36266-33340
      3.46
      D3
      36266-33350
      3.49
      D4
      36266-33360
      3.52
      D5
      36266-33370
      3.55
      D6
      36266-33380
      3.58
      D7
      36266-33390
      3.61
      D8
      36266-33400
      3.64
      D9
      36266-33410
      3.67
      E0
      36266-33420
      3.70
      E1
      36266-33430
      3.73
      E2
      36266-33440
      3.76
      E3
      36266-33450
      3.79
      E4
      36266-33460
      3.82
      E5

    5. トランスファリングギヤマウンティングケースワッシャNo.2(プレロード調整用)位置を図に示す。

    6. バックラッシュ点検を再度行う。
    7. リングギヤとドリブンピニオンの歯当たり点検を再度行う。
    8. マイナスドライバーおよびハンマーを使用して、トランスファギヤナットをかしめる。
    9. ■ 注 意 ■
      • かしめ溝全体にかしめを行う。
      • トランスファドリブンピニオンのシャフト部に無理な力を加えない。


  50. トランスフアケ-スオイルシ-ルRH取り付け
    1. SSTおよびハンマーを使用して、新品のオイルシールを図の位置までケースに打ち込む。
    2. SST
      09950-60010(09951-00350,09951-00580,09952-06010)
      09950-70010(09951-07150)

      ■ 注 意 ■
      オイルシ-ルを斜めに取り付けない。

    3. オイルシールのリップ部に少量のMPグリースNo.2を塗布する。

  51. トランスフアケ-スオイルシ-ル取り付け
    1. SSTおよびハンマーを使用して、新品のオイルシールを図の位置までケースに打ち込む。
    2. SST
      09316-60011(09316-00011)

      ■ 注 意 ■
      オイルシ-ルを斜めに取り付けない。

    3. オイルシールのリップ部に少量のMPグリースNo.2を塗布する。

  52. トランスフアエクステンシヨンハウジングオイルシ-ル取り付け
    1. SSTおよびハンマーを使用して、新品のオイルシールを図の位置までエクステンションハウジングに打ち込む。
    2. SST
      09325-20010

      ■ 注 意 ■
      オイルシ-ルを斜めに取り付けない。

    3. オイルシールのリップ部に少量のMPグリースNo.2を塗布する。

  53. トランスフアエクステンシヨンハウジングダストデフレクタ取り付け
    1. SSTおよびプレスを使用して、新品のダストデフレクタをエクステンションハウジングに取り付ける。
    2. SST
      09950-60020(09951-00810)
      09950-70010(09951-07150)


  54. トランスフアエクステンシヨンハウジング取り付け
    1. 白ガソリンでハウジングの合わせ面を脱脂する。
    2. エクステンションハウジングの図の位置にシールパッキン1281をビード状(φ1.2mm)に連続して塗布する。
    3. ■ 注 意 ■
      シールパッキン塗布後、10分以内にケースに取り付ける。


    4. ボルト4本で、エクステンションハウジングをケースに取り付ける。
    5. 基準値
      T=26N・m{260kgf・cm}


  55. トランスフアASSY取りはずし
    1. オーバーホールアタッチメントからトランスファASSYを取りはずす。
  56. トランスフアケ-スストレ-トピン取り付け
    1. プラスチックハンマーを使用して、ケースの図の位置にストレートピンを打ち込む。

  57. トランスフアダイナミツクダンパ取り付け
    1. ボルト3本で、ダイナミックダンパをエクステンションハウジングに取り付ける。
    2. 基準値
      T=25N・m{260kgf・cm}


  58. トランスフアケ-スカバ-NO.1取り付け
    1. 白ガソリンでケースカバーのあわせ面を脱脂する。
    2. ケースカバーの図の位置にシールパッキン1281をビード状(φ1.2mm)に連続して塗布する。
    3. ■ 注 意 ■
      シールパッキン塗布後、10分以内にケースに取り付ける。


    4. ボルト8本で、ケースカバーをケースに取り付ける。
    5. 基準値
      T=20N・m{200kgf・cm}

      ■ 注 意 ■
      • 図のボルト2本(A)はプレコートボルト(90105-08351)を使用する。
      • 1時間以上放置後、トランスファオイルを注入する。


  59. トランスフアケ-スブリ-ザプラグ取り付け
    1. SSTを使用して、新品のブリーザプラグを打ち込む。
    2. SST
      09612-10061


  60. トランスフアドレ-ンプラグ取り付け
    1. 新品のガスケットを介して、トランスファドレーンプラグを取り付ける。
    2. 基準値
      T=49N・m{500kgf・cm}


  61. トランスフアケ-スプラグNO.1取り付け
    1. 新品のガスケットを介して、トランスファケースプラグNo.1(フィラープラグ)を取り付ける。
    2. 基準値
      T=49N・m{500kgf・cm}


  62. トランスフアケ-スプラグNO.2取り付け
    1. 新品のガスケットを介して、トランスファケースプラグNo.2(フィラープラグ)を取り付ける。
    2. 基準値
      T=49N・m{500kgf・cm}


  63. トランスフア&トランスアクスルセツテイングスタツドボルト取り付け
    1. ケースの図の位置にスタッドボルトを取り付ける。
    2. 基準値
      T=39N・m{400kgf・cm}

      □ 参 考 □
      図のスタッドボルトは下側がケース取り付け側となる。


  64. トランスフアASSY取り付け
    1. トランスファASSYをトランスアクスルASSYに取り付ける。
    2. ナット6個を取り付ける。
    3. 基準値
      T=69N・m{700kgf・cm}

      ■ 注 意 ■
      • トランスファASSYはトランスアクスルASSYへ水平に取り付ける。
      • トランスファASSYの両側のオイルシール部を持って移動させない。


  65. トランスフアスチフナプレ-トRH取り付け
    1. ボルト5本で、トランスファスチフナプレートRHを取り付ける。
    2. 基準値
      T=34N・m{350kgf・cm}


  66. トランスフアスチフナプレ-トCTR取り付け
    1. ボルト5本で、トランスファスチフナプレートCTRを取り付ける。
    2. 基準値
      T=34N・m{350kgf・cm}


  67. マニホルドサポ-トブラケツト取り付け
    1. ボルト3本で、マニホルドサポートブラケットを取り付ける。
    2. 基準値
      T=37N・m{377kgf・cm}


  68. エンジンマウンテイングブラケツトRR取り付け
    1. ボルト3本で、エンジンマウンティングブラケットRRを取り付ける。
    2. 基準値
      T=49N・m{500kgf・cm}


  69. エンジンASSYW/トランスアクスル取り付け(要領は14-20 参照)
  70. □ 参 考 □
    フロントサスペンションクロスメンバ取り付けからテストモード点検まで参照する。

    SST
    09670-00010