EBD付きABS & TRC & VSC & BAシステム 前点検
  1. バッテリ電圧点検
    1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、バッテリ電圧を点検する。
    2. SST
      09082-00030

      基準値
      10ー14V

  2. ブレーキシステム表示ランプイニシャルチェック
    1. IGスイッチをONにし、ABSウォ-ニングランプ、VSCウォーニングランプ、ブレーキウォーニングランプ、TRC OFFインジケータランプおよびスリップインジケータが点灯し、約3秒後に消灯することを点検する。
    2. □ 参 考 □
      ランプが点灯しない場合は、バルブ切れ、ブレーキアクチュエータASSYとメータまたはテルテールランプ間のワイヤハーネスを点検する。

  3. ダイアグノーシスコード出力点検
    1. SST(S2000)によるダイアグノーシスコード読み取り
      1. IGスイッチ OFFで、SSTをDLC3に接続する。
      2. SST
        09991-60101
        09991-60300

      3. IGスイッチをONにし、S2000の表示画面に従って、ダイアグノーシスコードを読み取る。
      4. ■ 注 意 ■
        異常がある場合は、修理後ダイアグノーシスコードの記憶を消去する。

    2. ウォーニングランプによるダイアグノーシスコード読み取り
      1. IGスイッチ OFFで、SSTを使用してDLC3の13(TC)⇔4(CG)端子間を短絡する。
      2. SST
        09843-18040

        ■ 注 意 ■
        • 故障の原因となるため、コネクターの接続位置を間違えない。
        • 車両停止状態で行う。


      3. イグニッションスイッチをONにして、ABSウォーニングランプおよびVSCウォーニングランプの点滅回数を読み取る。
      4. □ 参 考 □
        • 正常な場合は0.25秒点灯、0.25秒消灯を繰り返す。
        • 異常コードが1つの場合は4秒の間隔をおいて、同一コードを出力し、複数のコードを出力する場合は、異なるコードを2.5秒間隔で出力し、一巡すると4秒の間隔をおいて再度出力する。
        • 複数のコードを出力する場合は、コード番号の小さいものから順に出力する。


      5. DLC3の13(TC)⇔4(CG)端子間を開放する。
      6. ■ 注 意 ■
        異常がある場合は、修理後ダイアグノーシスコードの記憶を消去する。

  4. フリーズフレームデータ出力について
    1. S2000を使用して、システム作動時または異常ダイアグノーシスコード出力時の車両(センサー)状況を記憶し、表示させることができる。
    2. システム作動時のフリーズフレームデータ
      1. システム作動時にデータを記憶し、システム作動毎にデータが更新される。
      2. 最後にシステムが作動した時からのIG OFF→ONした回数を31回まで記憶し、表示する。
      3. □ 参 考 □
        • 車両停車状態(車速7km/h未満)でのIG OFF→ONはカウントアップされない。
        • IGスイッチONの回数が31回をこえた場合は「31」を表示する。

      4. 異常ダイアグノーシスコード発生時のフリーズフレームデータを記憶すると、システム作動時のフリーズフレームデータは消去される。
    3. 異常ダイアグノーシスコード発生時のフリーズフレームデータ
      1. 異常ダイアグノーシスコードが出力した場合、異常コード発生時のフリーズフレームデータを記憶する。
      2. 異常ダイアグコード発生時のフリーズフレームデータを記憶すると、記憶データ消去(ダイアグノーシスコード消去)されるまでデータ更新はされない。
      3. 異常ダイアグノーシスコード発生時のフリーズフレームデータでは、フリーズフレームデータ記憶後のIG ON回数は記憶しない
      4. フリーズフレームデータ一覧表

        項目名
        出力項目
        状況
        参考値
        マスタ圧センサー
        出力値(V)
        ペダルを放した状態
        0.3-0.8
        マスタ圧センサー
        出力値(V)
        ペダルを約49N{5kgf}で踏んだ状態
        0.8-1.8
        マスタ圧センサー
        出力値(V)
        ペダルを全踏みした状態
        3.2-4.5
        マスタ圧センサー変化量
        センサ勾配(MPa/s)
        -30-200
        車両スピード
        車体速度(km/h)
        メータの速度表示
        ヨーレートセンサー
        出力値(deg/s)
        -100-100(左旋回が正)
        舵角センサ
        舵角データ(deg)
        左転舵で増加、右転舵で減少
        アクセル開度
        アクセル開度(deg)
        ペダルを離した状態
        約0
        アクセル開度
        アクセル開度(deg)
        ペダルを全踏みした状態
        約90
        左右G
        左右G(G)
        加減速度を表示
        前後G
        前後G(G)
        加減速度を表示
        ストップスイッチ
        ストップスイッチ
        ペダルを操作
        ON⇔OFF
        データフリーズ後からのIG ON回数
        IG ON回数
        0-31
        作動システム
        作動システム
        • ABS
        • VSC(TRC)
        • BA
        • HAB(*1)
        □ 参 考 □
        *1 高G助勢制御

  5. ダイアグノーシスコード、フリーズフレームデータ消去
    1. ダイアグノーシスコード消去方法(S2000)
      1. IGスイッチ OFFで、SSTをDLC3に接続する。
      2. SST
        09991-60101
        09991-60300

      3. IGスイッチをONにし、S2000の表示画面に従ってダイアグノーシスコードを消去する。
    2. ダイアグノーシスコード消去方法(DLC3短絡)
      1. IGスイッチ OFFの状態で、SSTを使用してDLC3の13(TC)⇔4(CG)端子間を短絡する。
      2. SST
        09843-18040

        ■ 注 意 ■
        故障の原因となるため、コネクターの接続位置を絶対に間違えない。

      3. IGスイッチをONにして、5秒間に8回以上ブレーキペダルを踏み込む。
      4. 正常コードが出力されていることを確認する。
      5. □ 参 考 □
        故障が継続している時は、消去できない場合がある。


  6. ヨーレートセンサ&Gセンサ0点取得
  7. ■ 注 意 ■
    • ブレ-キアクチュエ-タASSY、ヨーレートセンサの交換を行った場合は、0点取得を行う。
    • 0点は1度記憶されるとデータが消去されるまで取り直しは行われないため、ヨーレートセンサおよびブレーキアクチュエータASSYを交換した場合は、0点消去後に0点取得を行う。
    • 0点取得は必ず平坦な場所(勾配率1%以内)で行い、実施中は車両を揺らしたり、ドアの開け閉め等を行わない。また、アイドリング振動を避けるため、エンジンを始動しない。

    1. ヨーレート&Gセンサの0点記憶消去
      1. IGスイッチ OFFでDLC3にSSTを接続する。
      2. SST
        09991-60101
        09991-60300

      3. シフトレバーをPレンジにする。
      4. IGスイッチをONにし、SST(S2000)の画面表示に従って「バックアップメモリ消去」または「VSC系0点消去」を選択、実行する。このとき、VSCランプウォーニングランプが点灯することを確認する。
      5. IGスイッチをOFFにする。
      6. ■ 注 意 ■
        0点消去後、シフトレバーPレンジでIGスイッチを15秒間以上ONにすると、ヨーレートセンサの0点のみ記憶されVSCウォーニングランプは消灯する。この状態で走行すると、Gセンサ異常を記憶してVSCウォーニングランプ常灯となる。

    2. ヨーレート&Gセンサの0点取得
      1. IGスイッチ OFFでDLC3にSSTを接続する。
      2. SST
        09991-60101
        09991-60300

      3. シフトレバーがPレンジにあることを確認する。
      4. IGスイッチをONにし、VSCウォーニングランプが3秒間点灯後、消灯することを確認する。
      5. SSTの画面に従って、テストモードを選択して約2秒間車両静止状態を保ち、VSCウォーニングランプが点灯から点滅になることを確認する。
      6. □ 参 考 □
        0点取得中はVSCウォ-ニングランプが点灯し、取得終了後、テストモード表示を行う。

      7. SSTの画面に従い、テストモードから通常モードに移行する。
  8. テストモード点検
  9. □ 参 考 □
    • テストモードに入ると、全テストモ-ドコードを一度記憶し、点検時にコンピュータが正常と判断したコードの記憶が消去される。
    • テストモード中は、センサチェック正常および異常にかかわらずVSCは作動しない。
    • 通常モードに戻ると、全てのテストモードコードは消去される。
    • センサ類に異常がある場合はABSおよびVSCウォーニングランプが点灯する。

    1. テストモード起動方法
      1. IGスイッチをOFFで、SSTをDLC3に接続する。
      2. SST
        09991-60101
        09991-60300

      3. シフトレバーPレンジにする。
      4. IGスイッチをONにして、SSTの表示画面に従ってテストモードに切り替える。
    2. テストモード表示確認
      1. テストモード起動時、ABSおよびVSCウォーニングランプはテストモード表示を行う。

    3. ヨーレートセンサ&Gセンサ0点チェック
      1. IGスイッチONでシフトレバーをPレンジにし、平坦な場所で2秒以上停車させる。
      2. □ 参 考 □
        センサが正常でテストモード起動時に上記条件が成立していれば正常終了している。

    4. ヨーレートセンサ出力チェック
      1. ホイールスピンさせずに180°の旋回走行を行う。
      2. ■ 注 意 ■
        • 旋回の開始と終了時の車両方向は180±5°以内とする。
        • 旋回中、シフトレバーをPレンジにしない。また、IGスイッチをOFFにしない。

        □ 参 考 □
        • 旋回方向はどちら側でも良い。
        • 旋回中に車速変化、停止、後退を行ってもよいが、できるだけ早く作業を終了させる。

      3. シフトレバーをPレンジにしたとき、3秒間ブザーが鳴り、センサチェックが終了したことを確認する。
      4. ■ 注 意 ■
        • ブザーが鳴らない場合はセンサチェックコードを確認する。
        • センサチェックコードに異常がなく、センサチェックを数回行ってもブザーが吹鳴しない場合は、ブザー回路を点検する。

        □ 参 考 □
        ヨーレートセンサのチェックを正常に終了しても、VSCウォーニングランプはテストモード表示を出力する。


    5. マスタシリンダ圧力センサチェック
      1. 車両停止状態でブレーキペダルを1秒以上開放した後、素早く98N{10kgf}以上の踏力でペダルを踏んだとき、ABSウォーニングランプが3秒間点灯することを確認する。
      2. □ 参 考 □
        • ABSウォーニングランプ点灯中は踏力98N{10kgf}以上でブレーキペダルを踏み込んだ状態を維持する。
        • ABSウォーニングランプは約3秒間点灯し、上記ペダル操作を行う度に点灯する。
        • マスタシリンダ圧力センサチェックが終了しない場合、むやみにブレーキを踏み込むとさらに負圧が低下し、センサチェック終了しにくくなる場合がある。
        • 負圧不十分時には、マスタシリンダ圧力センサチェックが終了しない場合がある。その場合、エンジンをアイドル回転させ負圧を十分に確保する。
        • 負圧不十分時にブレーキを強く踏むと、失陥制御によりブレーキウォーニングランプが点灯する場合がある。この場合もエンジンをアイドル回転させて負圧を充分に確保する。

    6. スピードセンサチェック
      1. ハンドル直進状態でホイールスピンさせずに発進し、任意に時速45km/h以上まで速度を上げ、ABSウォーニングランプが消灯することを確認する。
      2. ■ 注 意 ■
        • スピードセンサチェックを行う前にヨーレートセンサ、デセラレーションセンサおよびマスタ圧センサチェックを終了させておく。
        • 操舵した状態でセンサチェックを開始した場合、ホイールスピンをさせた場合はスピードセンサチェックが終了しないことがある。
        • ABSウォーニングランプ消灯後、時速80km/h以上で走行すると再度センサチェックコードを記憶するため、80km/hに達するまでに減速、停車する。
        • センサチェック未終了の場合、走行中もABSウォーニングランプが点滅となり、ABSは作動しない。

        □ 参 考 □
        スピードセンサチェックが正常に終了すると、ABSウォーニングランプは走行中は消灯、停車中はテストモード点滅を行う。


    7. センサチェック終了
      1. センサチェックが正常に終了した場合、ABSウォーニングランプ点灯状態は車両停止中は点滅状態(テストモード表示)、車両走行中は消灯状態となる。
      2. ■ 注 意 ■
        • ヨーレート & Gセンサ、スピードセンサおよびマスタシリンダ圧力センサチェックが正常に終了した時、センサチェック終了となる。
        • センサチェック未終了の場合、走行中もABSウォーニングランプが点滅となり、ABSは作動しない。
        • テストモード中にダイアグコードを検出した場合は、ABSウォーニングランプ、VSCウォーニングランプが点灯する。

    8. センサチェックコードおよびダイアグノーシスコード確認
      1. SST(S2000)を使用して、センサチェックコードおよびダイアグノーシスコードの出力を確認する。
      2. ■ 注 意 ■
        • ダイアグノーシスコードのみ表示された場合、不具合箇所を修理しダイアグノーシスコードを消去する。消去後ABSウォーニングランプが正常であることを確認する。
        • センサチェックコードのみ表示された場合、再度テストモードテストを行う。
        • ダイアグノーシスコードおよびセンサチェックコードが表示された場合、不具合箇所を修理しダイアグノーシスコード消去を行い、再度テストモード点検を行う。

    9. テストモード終了方法
      1. SSTの(S2000)画面表示に従って、テストモード→通常モードに切り替える。
      2. IGスイッチをOFFにして、SSTを取りはずす。
  10. センサチェックコード一覧表
  11. ABSテストモードコード一覧表

    コード番号[SAE]ランプ
    診断内容[端子記号]
    判定内容
    点検項目
    [C1271]71
    フロント右スピードセンサ出力電圧異常[FR+、FR-]
    異物の付着、センサとロータとのすき間を判定
    • スピードセンサ断線、ショート
    • スピードセンサ系ワイヤハーネス断線、ショート
    • コネクター接圧不良、配線抵抗
    • スピードセンサ取り付け不良
    • スピードセンサロータ系異常
    [C1272]72
    フロント左スピードセンサ出力電圧異常[FL+、FL-]
    異物の付着、センサとロータとのすき間を判定
    • スピードセンサ断線、ショート
    • スピードセンサ系ワイヤハーネス断線、ショート
    • コネクター接圧不良、配線抵抗
    • スピードセンサ取り付け不良
    • スピードセンサーロータ系異常
    [C1273]73
    リヤ右スピードセンサ出力電圧異常[RR+、RR-]
    異物の付着、センサとロータとのすき間を判定
    • スピードセンサ断線、ショート
    • スピードセンサ系ワイヤハーネス断線、ショート
    • コネクター接圧不良、配線抵抗
    • スピードセンサ取り付け不良
    • スピードセンサロータ系異常
    [C1274]74
    リヤ左スピードセンサ出力電圧異常[RL+、RL-]
    異物の付着、センサとロータとのすき間を判定
    • スピードセンサ断線、ショート
    • スピードセンサ系ワイヤハーネス断線、ショート
    • コネクター接圧不良、配線抵抗
    • スピードセンサ取り付け不良
    • スピードセンサロータ系異常
    [C1275]75
    フロント右スピードセンサ出力周期異常[FR+、FR-]
    センサ入力波形の安定を判定
    • スピードセンサーロータ系異常
    • スピードセンサー先端異物付着
    [C1276]76
    フロント左スピードセンサ出力周期異常[FL+、FL-]
    センサ入力波形の安定を判定
    • スピードセンサーロータ系異常
    • スピードセンサー先端異物付着
    [C1277]77
    リヤ右スピードセンサ出力周期異常[RR+、RR-]
    センサ入力波形の安定を判定
    • スピードセンサーロータ系異常
    • スピードセンサー先端異物付着
    [C1278]78
    リヤ左スピードセンサ出力周期異常[RL+、RL-]
    センサ入力波形の安定を判定
    • スピードセンサーロータ系異常
    • スピードセンサー先端異物付着
    [C1279]79
    デセラレーションセンサ(Gセンサー)異常[GL1、GL2]
    ヨーレートセンサ内のデセラレーションデンサの出力電圧を判定
    • ヨーレートセンサ(Gセンサ)0点記憶不良
    • ヨーレートセンサコネクターかん合不良
    • ヨーレートセンサスティック
    • ヨーレートセンサ取り付け不良
    [C1281]81
    マスターシリンダー圧力センサー出力異常[VCM、PMC]
    • マスタ圧センサの0点記憶値を判定
    • マスタ圧センサの感度が正常であることを判定
    1.マスターシリンダー圧力センサかん合不良
    2.ストップランプスイッチ回路コネクターかん合不良
    3.ストップランプスイッチOFF固着

    VSCテストモードコード一覧表

    コード番号[SAE]ランプ
    診断内容[端子記号]
    判定内容
    点検項目
    [C0371]71
    ヨーレートセンサ出力異常[YAW、GYAW、YD]
    • ヨーレートセンサの0点電圧値を判定
    • ヨーレートセンサの出力電圧を判定
    • ヨーレートセンサ系統ワイヤハーネスかん合不良
    • ヨーレートセンサ取り付け不良
    • Pレンジ信号線不良
  12. S2000による点検
    1. ECUデータモニター
      1. IGスイッチをOFFにし、SSTをDLC3に接続する。
      2. SST
        09991-60101
        09991-60300

      3. IGスイッチをONにして、SST(S2000)の画面表示に従い、ECUデータを確認する。
      4. ■ 注 意 ■
        コンピュータデータの値は、測定のわずかな誤差、測定環境の違い、車両の経時変化などにより値が大きくバラツキ、明確な基準値(判定値)を示すことが困難である。従って、参考値内であっても不具合となる場合がある。

        ECUデ-タモニタ

        項目名
        [S2000短縮表示]
        項目名解説
        点検条件
        参考値
        異常時の点検項目
        スロットルセンサー
        [THS]
        スロットルバルブの開度を表す
        1.スロットルバルブ全開時
        2.スロットルバルブ全閉→全開
        1.約90deg
        2.0→90degに連続して変化
        スロットルバルブ系統
        (05-1 参照)
        エンジン回転数
        [ERPM]
        エンジン回転数を表す0-6000rpm
        1.エンジン停止時
        2.エンジン一定回転数
        1.0rpm
        2.大きな変動がない
        NEO信号
        (05-1 参照)
        ヨーレートセンサー
        [YAWS]
        ヨーレート値を表す-128-127deg/s
        1.停車時
        2.右旋回時
        3.左旋回時
        1.0deg/s
        2.0→-128deg/s
        3.0→+127deg/s
        ヨーレートセンサ系統
        舵角センサー
        [SS]
        ステアリング舵角を表す(左転舵が正)
        35km/h以上で数秒間直進走行後、ステアリング操作時
        連続して変化(スピードセンサ異常、ヨーレートセンサ異常時は異常値を出力)
        ステアリングセンサ系統
        ストップスイッチ
        [STP]
        ストップランプスイッチ作動を表す
        ブレーキペダル踏み込み⇔解放
        ON⇔OFF
        • ストップランプスイッチ
        • ストップランプ系統
        メインアイドルスイッチ
        [MIDL]
        スロットルバルブ全閉を表す
        アクセルペダルを踏む
        ON⇔OFF
        スロットルポジションセンサ
        パーキングブレーキ
        [PKB]
        パーキングブレーキの作動を表す
        パーキングブレーキ作動⇔解除
        ON⇔OFF
        パーキングブレーキスイッチ系統
        テストモード
        [TEST]
        テストモード時⇔通常モード時
        テストモード⇔通常モード
        ソレノイドリレー
        [SOL]
        ソレノイドリレー作動を表す
        IGスイッチON時
        OFF→ON
        ソレノイドリレー系統
        ABSモーターリレー
        [ABSM]
        モーターリレー作動を表す
        モーター非作動⇔モーター作動
        OFF⇔ON
        モーターリレー系統
        ABS制御中信号FR
        [ABFR]
        制御中か否かを表す
        ABS作動時
        制御中⇔制御外
        • アクチュエーター系統
        • スキッドコントロールコンピュータ
        ABS制御中信号FL
        [ABFL]
        制御中か否かを表す
        ABS作動時
        制御中⇔制御外
        • アクチュエーター系統
        • スキッドコントロールコンピュータ
        ABS制御中信号RR
        [ABRR]
        制御中か否かを表す
        ABS作動時
        制御中⇔制御外
        • アクチュエーター系統
        • スキッドコントロールコンピュータ
        ABS制御中信号RL
        [ABRL]
        制御中か否かを表す
        ABS作動時
        制御中⇔制御外
        • アクチュエーター系統
        • スキッドコントロールコンピュータ
        ソレノイドSFRH
        [SFRH]
        フロント右保持ソレノイドの状態を表す
        ABS非作動時⇔作動時
        OFF⇔ON
        • アクチュエータ系統
        • ソレノイドリレー
        ソレノイドSFRR
        [SFRL]
        フロント右減圧ソレノイドの状態を表す
        ABS非作動時⇔作動時
        OFF⇔ON
        • アクチュエータ系統
        • ソレノイドリレー
        ソレノイドSFLH
        [SFLH]
        フロント左保持ソレノイドの状態を表す
        ABS非作動時⇔作動時
        OFF⇔ON
        • アクチュエータ系統
        • ソレノイドリレー
        ソレノイドSFLR
        [SFLR]
        フロント左減圧ソレノイドの状態を表す
        ABS非作動時⇔作動時
        OFF⇔ON
        • アクチュエータ系統
        • ソレノイドリレー
        ソレノイドSRRH
        [SRRH]
        リヤ右保持ソレノイドの状態を表す
        ABS非作動時⇔作動時
        OFF⇔ON
        • アクチュエータ系統
        • ソレノイドリレー
        ソレノイドSRRR
        [SRRR]
        リヤ右減圧ソレノイドの状態を表す
        ABS非作動時⇔作動時
        OFF⇔ON
        • アクチュエータ系統
        • ソレノイドリレー
        ソレノイドSRLH
        [SRLH]
        リヤ左保持ソレノイドの状態を表す
        ABS非作動時⇔作動時
        OFF⇔ON
        • アクチュエータ系統
        • ソレノイドリレー
        ソレノイドSRLR
        [SRLR]
        リヤ左減圧ソレノイドの状態を表す
        ABS非作動時⇔作動時
        OFF⇔ON
        • アクチュエータ系統
        • ソレノイドリレー
        ソレノイドSM1
        [SMF]
        ソレノイドの状態を表す
        ブレーキアシスト非作動時⇔作動時
        OFF⇔ON
        • ソレノイドリレー
        • アクチュエータ系統
        ソレノイドSM2
        [SMR]
        ソレノイドの状態を表す
        ブレーキアシスト非作動時⇔作動時
        OFF⇔ON
        • ソレノイドリレー
        • アクチュエータ系統
        スピードセンサーFR
        [SPFR]
        車輪速度を表す
        1.停車時
        2.一定車速走行時
        1.0km/h
        2.大きな変動がないこと
        車速センサ信号系統
        スピードセンサーFL
        [SPFL]
        車輪速度を表す
        1.停車時
        2.一定車速走行時
        1.0km/h
        2.大きな変動がないこと
        車速センサ信号系統
        スピードセンサーRR
        [SPRR]
        車輪速度を表す
        1.停車時
        2.一定車速走行時
        1.0km/h
        2.大きな変動がないこと
        車速センサ信号系統
        スピードセンサーRL
        [SPRL]
        車輪速度を表す
        1.停車時
        2.一定車速走行時
        1.0km/h
        2.大きな変動がないこと
        車速センサ信号系統
        車両スピード
        [SPD1]
        車両スピードを表す
        1.停車時
        2.一定車速走行時
        1.0km/h
        2.大きな変動がないこと
        スキッドコントロールコンピュータASSY
        ECU電源電圧
        [BATT]
        ECU電圧状態を表す
        低電圧⇔正常
        電源電圧系異常
        Gセンサー
        [GL1]
        Gセンサの値(加減速度)を表す
        減速時、加速時
        連続して変化
        Gセンサ系信号
        Gセンサー
        [GL2]
        Gセンサの値(加減速度)を表す
        減速時、加速時
        連続して変化
        Gセンサ系信号
        マスタ圧センサー
        [PMC]
        マスタ圧センサ出力を表す
        1.ペダル操作中
        2.ペダル開放
        1.踏力に比例
        2.約0.5V
        アクチュエータ系統
    2. アクティブテスト点検
      1. IGスイッチをOFFにして、DLC3にSSTをセットする。
      2. SST
        09991-60101
        09991-60300

      3. IGスイッチをONにし、「ABS・VSC」-「アクティブテスト」を選択する。
      4. アクティブテスト中に確認するデータモニター項目を選択して実行キーを押す。
      5. 実施するアクティブテスト項目を選択して実行キーを押し、画面表示の指定キーを操作して各テストのON⇔OFF切り替えを実行する。
      6. ■ 注 意 ■
        • モーターの駆動はモーター保護のためは約5秒で自動的に停止するが、数秒の駆動を断続的に行わない。
        • 各ソレノイドの駆動はソレノイド保護のため約2秒で自動的に禁止され、一定時間間隔を開けて駆動許可される。
        • 減圧弁のみ単独でONさせた状態でブレーキを踏まない。
        • 各輪の保持弁と減圧弁を動かすことを除いて、ソレノイドを同時に2つ以上駆動させない。

        □ 参 考 □
        ソレノイドのアクティブテストの場合、ソレノイド選択画面で「全ソレノイド駆動選択」に入ると同時に2つのソレノイドを同時に駆動することができる。

        項目名
        テスト内容
        制約条件
        ABSソレノイド
        各輪制御ソレノイドのON→OFFが可能
        ソレノイドリレーONかつSPD=0km/hにて可能
        TRC/BAソレノイド
        切替ソレノイドのON→OFFが可能
        ソレノイドリレーONかつSPD=0km/hにて可能
        ABSモ-タリレー
        各リレーのON⇔OFFが可能
        SPD=0km/hにて可能
        ABSソレノイドリレー
        各リレーのON⇔OFFが可能
        SPD=0km/hにて可能
        ABSウォーニングランプ
        ON→OFFが可能
        SPD=0km/hにて可能
        ブレーキウォーニングランプ
        ON→OFFが可能
        SPD=0km/hにて可能
        VSCウォーニングランプ
        ON→OFFが可能
        SPD=0km/hにて可能
        スリップインジケーターランプ
        ON→OFFが可能
        SPD=0km/hにて可能
        スキッドコントロールブザー
        ON→OFFが可能
        SPD=0km/hにて可能