フロントホイールアライメント 調整

    準備品一覧

  1. タイヤ点検(要領は28-1 参照)
  2. 車高点検
    1. 車両のコーナーを大きく上下に動かし、サスペンションを落ち着かせてから車高を点検する。
    2. 基準値

      FF

      タイヤサイズ
      A寸法-B寸法[mm]
      D寸法-C寸法[mm]
      175/65R1482S
      86
      26
      185/55R1581V
      88
      26

      4WD

      タイヤサイズ
      A寸法-B寸法[mm]
      D寸法-C寸法[mm]
      175/65R1482S
      77
      29

      ■ 注 意 ■
      車両を空車状態(スペアタイヤおよび工具なし)にして行う。

      □ 参 考 □
      • A寸法・・・フロントホイール中心
      • B寸法・・・ロワーアームフロント側ブシュ×メンバー取り付けボルト頭部の中心
      • C寸法・・・ロワーコントロールアームASSY×ボデー取り付けボルト頭部の中心
      • D寸法・・・リヤホイール中心


  3. サイドスリップ点検
    1. サイドスリップテスターでサイドスリップを点検する。
    2. 基準値
      0±5mm(1mにつき)

      ■ 注 意 ■
      • テスターへの進入は直進方向に歩く速度(4km/h程度)以下とし、ニュートラル状態で行う。
      • テスター上でブレーキを踏まない。
      • テスター上でステアリング操作をしない。

    3. 基準値外の場合はホイールアライメントを点検する。
  4. トーイン点検
    1. 車両をゆすり、車両を安定させる。
    2. 車両を直進で5m手押しして前進させる。
    3. ■ 注 意 ■
      車両を後退させた時は、必ず後退させた距離分前進させる。

    4. トーインゲージの指針高さをフロントホイール軸中心高さに合わせ、タイヤの後ろ側に入れる。

    5. 前輪タイヤ各々の後部にトレッドセンターをしるし、マーク間の距離(B寸法)を測定する。
    6. 車両をゆっくり押して前進させ、前輪を180°回転させる。
    7. ■ 注 意 ■
      180°以上回転させないように行い、オーバー回転した場合は、トーインゲージをセットするところからやり直す。

    8. 車両前部でマーク間の距離(A寸法)を測定する。

    9. トーインを求める。
    10. 基準値
      0±2mm

      □ 参 考 □
      トーイン=B寸法-A寸法

  5. トーイン調整
    1. 左右のラックエンドのねじ部の長さを測定する。
    2. 基準
      左右差 1.5mm以下



    3. ラックブーツのクリップをはずす。
    4. タイロッドエンドのロックナットをゆるめる。
    5. ラックエンドねじ部の左右差が基準外の場合は調整を行う。
      1. トーインの測定値がアウト側にはずれる場合は、寸法の短い方のラックエンドを伸ばす方向に調整する。
      2. トーインの測定値がイン側にはずれる場合は、寸法の長い方のラックエンドを縮める方向に調整する。
      3. 再度トーインを点検する。
    6. 左右のラックエンドを各々の反対方向に同量ずつ回し、トーインが基準値内に入るように調整する。
    7. 基準値
      0±1mm

    8. タイロッドエンドのロックナットを締め付ける。
    9. 基準値
      T=47N・m{480kgf・cm}(175/65R 14 82S装着車)T=74N・m{750kgf・cm}(185/55R 15 81V装着車)

      ■ 注 意 ■
      ロックナットおよびステアリングラックエンドが共回りしないようにステアリングラックエンドの六角部を固定し、ロックナットを仮締めしてから、タイロッドエンドの二面幅を固定させて締め付ける。

    10. プライヤーを使用して、クリップを図の範囲に取り付ける。
    11. ■ 注 意 ■
      ブーツをねじって取り付けない。


  6. ホイール切れ角点検
    1. ターニングラジアスゲージをセットする。
    2. ホイールの切れ角を点検する。
    3. 基準値

      FF:

      タイヤサイズ
      内側(点検範囲)
      外側(参考)
      175/65R1482S
      39°±2°
      34°
      185/55R1581V
      34°±2°
      30°

      4WD:

      内側(点検範囲)
      外側(参考)
      40°±2°
      34°

      ■ 注 意 ■
      • 車両を空車状態(スペアタイヤおよび工具なし)にして行う。
      • 空車状態で、前輪が回転しないように、ブレーキペダルプレッシャーなどを使用して、フットブレーキを効かせた状態で点検する。
      • ストップランプが点灯しないように、ストップランプヒューズをはずして点検する。


  7. キャンバー、キャスター、キングピンアングル点検
    1. ターニングラジアスゲージをセットする。
    2. ホイールキャップまたはセンターオーナメントを取りはずす。
    3. フロントホイールアライメントアタッチメントおよびホイールアライメントアダプタをフロントハブに取り付ける。

    4. ゲージのセンターロッド先端をアタッチメントのボルト中心に合わせて取り付ける。

    5. キャンバー、キャスターおよびキングピンアングルを点検する。
    6. 基準値
      仕様
      キャンバー
      キャスター
      キングピンアングル
      FF
      ー0°35'±45'
      2°05'±45'
      10°10'±45'
      4WD
      ー0°30'±45'
      2°00'±45'
      9°55'±45'

      ■ 注 意 ■
      • 車両を空車状態(スペアタイヤおよび工具なし)にして行う。
      • キャンバーおよびキャスターの左右差限度は45’以内。

    7. キャンバーキャスターキングピンゲージおよびアタッチメントを取りはずす。
    8. ホイールキャップまたはセンターオーナメントを取り付ける。
  8. キャンバー調整
    1. 車両をジャッキアップして、フロントタイヤを取りはずす。
    2. ボルトをはずし、ブレーキフレキシブルホースおよびスピードセンサFRをショックアブソーバから切り離す。

    3. ショックアブソーバロワー側の取り付けナット2個を取りはずす。

    4. ナットを仮付けする。
    5. ショックアブソーバのロワー側を動かして、ボルトとステアリングナックルのボルト穴のガタでキャンバーを調整する。
    6. 仕様
      キャンバー
      FF
      -0°35'±30'
      4WD
      -0°30'±30'
      ■ 注 意 ■
      • 車両を空車状態(スペアタイヤおよび工具なし)にして行う。
      • キャンバーおよびキャスターの左右差限度は30’以内。

      □ 参 考 □
      セットボルトで調整できる範囲は、0.1°-0.5°である。


    7. ナットを締め付ける。
    8. 基準値
      T=132N・m{1350kgf・cm}

    9. ボルトで、ブレーキフレキシブルホースおよびスピードセンサFRをショックアブソーバに取り付ける。
    10. 基準値
      T=29N・m{300kgf・cm}

      ■ 注 意 ■
      スピードセンサFRをねじって取り付けない。


    11. フロントタイヤを取り付ける。
    12. 基準値
      T=103N・m{1050kgf・cm}

    13. 車両をジャッキダウンして数回上下にゆすり、サスペンションを落ち着かせる。
    14. キャンバーを点検する。
    15. 基準値内の場合は、トーイン点検を行う。
    16. 基準値外の場合は、ジャッキアップしてフロントタイヤを取りはずし、ブレーキフレキシブルホースおよびスピードセンサFRをショックアブソーバから切り離して以下の作業を行う。
      1. ショックアブソーバロワー側の取り付けナット2個およびボルト2本を取りはずす。
      2. ■ 注 意 ■
        • キャンバー調整量が30’以下の場合は、アッパー側セットボルトは交換しない。
        • キャンバー調整量が30’以上の場合は、ロワー側に最小径のアジャスティングボルトを取り付ける。

      3. アジャスティングボルト2本を選択して、車両前方から挿入する。
      4. □ 参 考 □
        キャンバー調整量=(基準値キャンバー)-(セットボルトでの調整後のキャンバー)

        キャンバー調整表

        キャンバー調整量
        セットボルト
        90105-14146
        90105-14147
        -1°00'ー-45'
           
        1、2
        -45'ー-30'
         
        -30'ー-15'
         
        -15'ー0'
         
        0'ー15'
         
        15'ー30'
         
        30'ー45'
         
        45'ー1°00'
           
        1、2

        アジャスティングボルトの種類

        品番
        ボルト径[mm]
        調整量
        識別
        90105-14146
        13
        ±15’
        図のA
        90105-14147
        12
        ±30’
        図のB



      5. ナット2個を取り付ける。
      6. 基準値
        T=132N・m{1350kgf・cm}

        ■ 注 意 ■
        • アジャスティングボルトを使用した場合、ナット側にワッシャ(90201-14005)を介して、新品のナットを取り付ける。
        • アブソーバロワーの締め付け面のよごれを拭き取る。


      7. ボルトで、ブレーキフレキシブルホースおよびスピードセンサFRをショックアブソーバに取り付ける。
      8. 基準値
        T=29N・m{300kgf・cm}

        ■ 注 意 ■
        スピードセンサFRをねじって取り付けない。


      9. フロントタイヤを取り付ける。
      10. 基準値
        T=103N・m{1050kgf・cm}

      11. 車両をジャッキダウンして数回上下にゆすり、サスペンションを落ち着かせる。
      12. キャンバーを再度点検する。
      13. □ 参 考 □
        キャンバー点検後にキャンバーを微調整する必要がある場合は、アブソーバロワー側を動かしてボルトとナックルのボルト穴のガタで調整する。

      14. トーインを点検する。
      15. サイドスリップを点検する。