チヤージングシステム(1NZ-FE) 車上点検
  1. バツテリ液量点検
    1. 液量点検
      1. ロアレベル以下の場合は、バッテリ交換または、蒸留水を補充する。
  2. バツテリ電圧点検
    1. サーフェイス充電分を取り除くために、走行後エンジンを止めてからイグニッションスイッチをON(20秒以内)にし電気装置(ヘッドライト、ブロワモータ、リヤデッフォッガ等)のスイッチをONにする。
    2. イグニッションスイッチをOFFにし、電気装置のスイッチをOFFにする。
    3. ターミナル間のバッテリ電圧を測定する。
    4. 基準値
      12.5-12.9V(20°C)

      □ 参 考 □
      基準値外の場合は、バッテリを充電する。


  3. バッテリターミナル,ヒュージブルリンクおよびヒューズ点検
    1. バッテリターミナルが緩んでないかまたは、腐食していないか点検する。
    2. ヒュージブルリンクおよびヒューズに導通があるか点検する。
  4. ベルト点検
    1. ベルトの摩耗または亀裂がないか点検する。
    2. □ 参 考 □
      • 芯線が見えるまで摩耗したものは交換する。
      • 亀裂が芯線まで達したものは(1箇所以上)交換する。
      • リブゴムの欠けたものは(1箇所以上)交換する。


    3. リブ溝にベルトが確実にかみ合っていることを点検する。
    4. □ 参 考 □
      プーリの下側の溝でベルトがはずれていないことを目視および手で確認する。


  5. オルタネータワイヤ点検
    1. ワイヤが良い状態であるか点検する。
  6. オルタネータ異音点検
    1. エンジン始動中にオルタネータから異音がしないことを点検する。
  7. チャージウォーニングランプ点検
    1. エンジンを暖機し、イグニッションスイッチをOFFにする。
    2. 電気装置のスイッチを全てOFFにする。
    3. イグニッションスイッチをONにし、チャージウォーニングランプが点灯することを確認する。
    4. エンジンを始動し、ランプが消えることを確認する。
    5. □ 参 考 □
      ランプが上記のように作動しない場合は、チャージウォーニングランプの回路をトラブルシュートする。

  8. 無負荷試験
  9. □ 参 考 □
    バッテリ/オルタネータテスターを使用する場合は、テスターの取り扱い説明書に従いチャージング回路に接続する。

    1. テスターを使用しない場合は、以下のように電圧計をチャージ回路に接続する。
      1. オルタネータのB端子をはずし、電流計のマイナス端子に接続する。
      2. 電流計のプラス端子をオルタネータのB端子に接続する。
      3. 電圧計のプラス端子をオルタネータのB端子に接続する。
      4. 電圧計のマイナス端子をアースへ接続する。

    2. チャージング回路点検
      1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、エンジン回転を2000r/minまで上げたときのバッテリ電圧を測定する。
      2. SST
        09082-00030
        09083-00150

        基準値
        12.9-14.9V(10A以下)

  10. 負荷試験
    1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、無負荷試験の状態によりヘッドランプをハイビームにヒータブロワスイッチをHiにして、エンジン回転2000r/minにセットした状態でただちに電流を測定する。
    2. SST
      09082-00030
      09083-00300

      基準値
      30A以上

      □ 参 考 □
      基準電流以下を示してもバッテリが完全充電状態の場合は、電流が小さくなるので負荷を増し(ワイパモータおよびリヤウィンドウデフォッガなどを作動させる)再度測定する。

  11. 充電制御システム点検
    1. ワイヤハーネス点検
      1. エンジンコントロールコンピュータのコネクタAを切り離す。
      2. オルタネータのコネクタを切り離す。
      3. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、エンジンコントロールコンピュータのコネクタA22(RLO)端子とオルタネータのコネクタ1(C)端子間の導通を点検する。
      4. SST
        09082ー00030
        09083-00150

        基準
        導通あり

      5. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、エンジンコントロールコンピュータのコネクタA22(RLO)端子⇔A28(E2)端子間の短絡を点検する。
      6. SST
        09082ー00030
        09083-00150

        基準
        導通なし



    2. エンジンコントロールコンピユータ点検
      1. エンジンを始動し20-30分暖機させる。
      2. SST(S2000)をエンジンコントロールコンピユータのコネクタA22(RLO)端子⇔A28(E2)端子間に接続する。
      3. SST
        09991-60101

      4. SST(S2000)をオシロスコープ機能にセットし、アイドル回転時のエンジンコントロールコンピユータの出力(波形)が図のような方形波になることを確認する。
      5. □ 参 考 □
        電気負荷およびバツテリの状態によってデューティー比が変化するため一定の値が出力されない。


    3. 波形1
    4. 測定端子
      RLO⇔E1
      計器セット
      5V/DIV、500ms/DIV
      測定条件
      暖機後20分、充電制御中、定速走行時

    5. 波形2
    6. 測定端子
      RLO⇔E1
      計器セット
      5V/DIV、500ms/DIV
      測定条件
      暖機後20分、充電制御中、加速時

    7. 波形3
    8. 測定端子
      RLO⇔E1
      計器セット
      5V/DIV、500ms/DIV
      測定条件
      暖機後20分、充電制御中、減速時