シリンダヘツド ASSY(1NZ-FE) オーバーホール(脱着・分解)

    準備品一覧

  1. バルブリフタ取りはずし
  2. □ 参 考 □
    取りはずした部品は、取り付け位置別に整理しておく。

  3. オイルコントロ-ルバルブフイルタ取りはずし
    1. ヘキサゴンレンチ8を使用して、ウィズヘッドテーパスクリュプラグNo.2を取りはずす。
    2. オイルコントロールバルブフィルタおよびガスケットを取りはずす。

  4. インテ-クバルブ取りはずし
    1. SSTを使用してリテーナロックをはずし、リテーナ、コンプレッションスプリングおよびバルブを取りはずす。
    2. SST
      09202-70020(09202-00010)

      □ 参 考 □
      取りはずした部品は、取り付け位置別に整理しておく。


  5. エキゾ-ストバルブ取りはずし
    1. SSTを使用してリテーナロックをはずし、リテーナ、コンプレッションスプリングおよびバルブを取りはずす。
    2. SST
      09202-70020(09202-00010)

      □ 参 考 □
      取りはずした部品は、取り付け位置別に整理しておく。

  6. バルブステムオイルシ-ル(Oリング)取りはずし
    1. ニードルノーズプライヤーを使用して、オイルシールを取りはずす。
  7. バルブスプリングシ-ト取りはずし
  8. ユニオン取りはずし
  9. スタッドボルト取りはずし
    1. トルクスソケットレンチE8を使用して、スタッドボルトを取りはずす。
  10. カムシヤフトベアリングキヤツプリングピン取りはずし
  11. シリンダヘツドひずみ点検
    1. 直定規およびシックネスゲージを使用して、シリンダヘッド下面およびマニホルド取り付け面のひずみを測定する。
    2. 限度
      シリンダブロック側 0.05mm
      インテークマニホルド側 0.10mm
      エキゾーストマニホルド側 0.10mm


  12. シリンダヘツド亀裂点検
    1. 染色浸透性探傷法(レッドチェック)により、シリンダヘッドに亀裂のないことを確認する。

  13. インテ-クバルブ点検
    1. ノギスを使用して、全長を測定する。
    2. 基準値
      89.25mm
      限度
      88.75mm


    3. マイクロメーターを使用して、ステム部の外径を測定する。
    4. 基準値
      4.970-4.985mm


    5. ノギスを使用して、バルブヘッド部の肉厚を測定する。
    6. 基準値
      1.0mm
      限度
      0.5mm


  14. エキゾ-ストバルブ点検
    1. ノギスを使用して、全長を測定する。
    2. 基準値
      87.90mm
      限度
      87.40mm

    3. マイクロメーターを使用して、ステム部の外径を測定する。
    4. 基準値
      4.965-4.980mm

    5. ノギスを使用して、バルブヘッド部の肉厚を測定する。
    6. 基準値
      1.15mm
      限度
      0.5mm

  15. アウタコンプレツシヨンスプリング点検
    1. ノギスを使用して、自由長を測定する。
    2. 基準値
      45.10mm


    3. 直角定規を使用して、直角度を測定する。
    4. 限度
      幅 1.6mm
      角度 2°


  16. バルブガイドブツシユオイルクリアランス点検
    1. キャリパーゲージを使用して、バルブガイドブッシュの内径を測定する。
    2. 基準値
      5.010-5.030mm

    3. バルブガイドブッシュ内径とバルブステム部外径からオイルクリアランスを算出する。
    4. 基準値
      0.025-0.060mm(インテーク)
      0.030-0.065mm(エキゾースト)
      限度
      0.08mm(インテーク)
      0.10mm(エキゾースト)


  17. インテークバルブガイドブシュ取りはずし
    1. シリンダヘッドを80-100°Cに暖める。

    2. SSTを使用して、バルブガイドブッシュを燃焼室側へ打ち抜く。
    3. SST
      09201-10000(09201-01050)
      09950-70010(09951-07100)


  18. エキゾーストバルブガイドブシュ取りはずし
    1. シリンダヘッドを80-100°Cに暖める。
    2. SSTを使用して、バルブガイドブッシュを燃焼室側へ打ち抜く。
    3. SST
      09201-10000(09201-01050)
      09950-70010(09951-07100)

  19. インテークバルブガイドブシュ取り付け
    1. キャリパーゲージを使用して、シリンダヘッドのブッシュ取り付け穴内径を測定する。
    2. 基準値
      9.685-9.706mm

      □ 参 考 □
      基準値内の場合は、STDブッシュを取り付ける。基準値外の場合は、穴径を9.735-9.755mmに修正して、O/Sブッシュを取り付ける。

      ブッシュ取り付け穴
      ブッシュサイズ
      9.685~9.706mm
      STD
      9.735~9.755mm
      O/S
    3. シリンダヘッドを80-100°Cに暖める。

    4. SSTを使用して、新品のバルブガイドブッシュを基準突き出し量まで打ち込む。
    5. SST
      09201-10000(09201-01050)
      09950-70010(09951-07100)

      基準値
       9.0-9.4mm(突き出し量)


    6. ハンドリーマーを使用して、バルブガイドブッシュ内径を研磨し、オイルクリアランス基準値にする。
    7. 基準値
      0.025-0.060mm


  20. エキゾーストバルブガイドブシュ取り付け
    1. キャリパーゲージを使用して、シリンダヘッドのブッシュ取り付け穴内径を測定する。
    2. 基準値
      9.685-9.706mm

      □ 参 考 □
      基準値内の場合は、STDブッシュを取り付ける。基準値外の場合は、穴径を9.735~9.755mmに修正して、O/Sブッシュを取り付ける。

      ブッシュ取り付け穴
      ブッシュサイズ
      9.685~9.706mm
      STD
      9.735~9.755mm
      O/S
    3. シリンダヘッドを80~100°Cに暖める。
    4. SSTを使用して、新品のバルブガイドブッシュを基準突き出し量まで打ち込む。
    5. SST
      09201-10000(09201-01050)
      09950-70010(09951-07100)

      基準値
      9.0-9.4mm(突き出し量)

    6. ハンドリーマーを使用して、バルブガイドブッシュ内径を研磨し、オイルクリアランスを基準値にする。
    7. 基準値
      0.030-0.065mm

  21. バルブシート点検
    1. バルブフェイスに光明丹を薄く塗布する。
    2. バルブをバルブシートに軽く押し付ける。
    3. ■ 注 意 ■
      バルブを回転させない。

    4. バルブフェイスおよびバルブシートの当たり位置を点検する。
      1. バルブフェイス全周にわたって当たりが均等にない場合は、バルブを交換する。
      2. バルブシート全周にわたって当たりが均等にない場合は、バルブシートを修正する。
      3. バルブシートの当たりが全周にわたって中央で当たり幅が1.0~1.4mmであることを確認する。

  22. インテ-クバルブシ-ト修正
  23. ■ 注 意 ■
    切削面に段付きを作らないように削り終りは徐々に力を抜く。

    1. シートの当たり面が高い場合は、20°および45°のカッターヘッドを使用して修正する。

    2. シートの当たり面が低い場合は、45°および75°のカッターヘッドを使用して修正する。

    3. コンパウンドを使用してバルブのすり合わせを行う。
    4. すり合わせ後、バルブの当たり面を点検する。
  24. エキゾ-ストバルブシ-ト修正
  25. ■ 注 意 ■
    切削面に段付きを作らないように削り終りは徐々に力を抜く。

    1. シートの当たり面が高い場合は、20°および45°のカッターヘッドを使用して修正する。
    2. シートの当たり面が低い場合は、45°および75°のカッターヘッドを使用して修正する。
    3. コンパウンドを使用してバルブのすり合わせを行う。
    4. すり合わせ後、バルブの当たり面を点検する。
  26. バルブリフタ点検
    1. マイクロメーターを使用して、バルブリフタの外径を測定する。
    2. 基準値
      30.966-30.976mm


  27. バルブリフタオイルクリアランス点検
    1. キャリパーゲージを使用して、シリンダヘッドのリフタ穴内径を測定する。
    2. 基準値
      31.000-31.025mm

    3. バルブリフタ外径とリフタ穴内径からオイルクリアランスを算出する。
    4. 基準値
      0.024-0.059mm
      限度
      0.1mm


  28. カムシヤフト点検
    1. カムシャフト振れ点検
      1. カムシャフトをVブロックにセットする。
      2. ダイヤルゲージを使用して、カムシャフトの振れを測定する。
      3. 限度
        0.03mm

        □ 参 考 □
        限度以上の場合はカムシャフトを交換する。


    2. カム高さ点検
      1. マイクロメーターを使用して、カム高さを測定する。
      2. 基準値
        44.617-44.717mm
        限度
        43.16mm

        □ 参 考 □
        限度以下の場合は、カムシャフトを交換する。


    3. カムシャフトジャーナル点検
      1. マイクロメーターを使用して、ジャーナル部外径を測定する。
      2. 基準値
        No.1ジャーナル 34.449-34.465mm
        No.1以外のジャーナル 22.949-22.965mm

        □ 参 考 □
        基準値外の場合は、オイルクリアランスを点検する。


  29. カムシヤフトNO.2点検
    1. カムシャフト振れ点検
      1. カムシャフトをVブロックにセットする。
      2. ダイアルゲージを使用して、カムシャフトの振れを測定する。
      3. 限度
        0.03mm

        □ 参 考 □
        限度以上の場合は、カムシャフトを交換する。

    2. カム高さ点検
      1. マイクロメーターを使用して、カム高さを測定する。
      2. 基準値
        44.666-44.766mm
        限度
        44.52mm

        □ 参 考 □
        限度以下の場合は、カムシャフトを交換する。

    3. カムシャフトジャーナル点検
      1. マイクロメーターを使用して、ジャーナル部外径を測定する。
      2. 基準値
        No.1ジャーナル 34.449-34.465mm
        No.1以外のジャーナル 22.949-22.965mm

        □ 参 考 □
        基準値外の場合は、オイルクリアランスを点検する。

  30. カムシヤフトスラストクリアランス点検
    1. カムシャフトおよびカムシャフトNo.2をシリンダヘッドに取り付ける。
    2. ダイヤルゲージを使用して、各カムシャフトのスラストクリアランスを測定する。
    3. 基準値
      0.040-0.095mm
      限度
      0.11mm

      □ 参 考 □
      限度以上の場合は、シリンダヘッドを交換する。またカムシャフトのスラスト面に傷がある場合は、カムシャフトも交換する。


  31. カムシヤフトオイルクリアランス点検
    1. カムシャフトおよびベアリングキャップを清掃する。
    2. カムシャフトをシリンダヘッドにセットする。
    3. プレスゲージをカムシャフトジャーナルの軸方向にセットする。

    4. カムシャフトベアリングキャップを取り付ける。
    5. 基準値
      T=23N・m{235kgf・cm}(No.1)
      T=13N・m{133kgf・cm}(No.2)

      ■ 注 意 ■
      測定時、カムシャフトを回転させない。

    6. ベアリングキャップを取りはずす。
    7. プレスゲージの最も幅の広い部分を測定する。
    8. 基準値
      0.035ー0.072mm
      限度
      0.08mm

      ■ 注 意 ■
      測定後、プレスゲージを完全に取り除く。

      □ 参 考 □
      限度以上の場合は、シリンダヘッドを交換する。


  32. カムシヤフトベアリングキヤツプリングピン取り付け
    1. プラスチックハンマーを使用して、リングピンを基準突き出し量まで打ち込む。
    2. 基準値
      突き出し量 9±0.5mm


  33. スタッドボルト取り付け
    1. トルクスソケットレンチを使用して、スタッドボルトを取り付ける。
    2. 基準値
      T=10N・m{102kgf・cm}(スタッドボルトA)T=4.0N・m{41kgf・cm}(スタッドボルトB)T=10N・m{102kgf・cm}(スタッドボルトC)T=9.0N・m{92kgf・cm}(スタッドボルトD)


  34. ユニオン取り付け
    1. ペイントなどを使用して、図の位置に線を引く。

    2. シリンダヘッドの取り付け穴内周にアドヘシブ1324を塗布する。

    3. プレスなどを使用して、線の位置までユニオンを圧入する。
    4. 基準
      ユニオン
      突き出し量
      A
      29mm
      B
      44mm

      ■ 注 意 ■
      • 3分以内に取り付ける。
      • 取り付け後、1時間以内は冷却水を注入しないで放置する。


  35. バルブステムオイルシ-ル(Oリング)取り付け
    1. 新品のオイルシールのリップ部に少量のエンジンオイルを塗布する。
    2. ■ 注 意 ■
      インテーク側とエキゾースト側を組みまちがえると不具合の原因になる。

      □ 参 考 □
      インテーク側オイルシールの色は灰色、エキゾースト側は黒色を使用する。


    3. SSTを使用して、オイルシールを取り付ける。
    4. SST
      09201-41020


  36. インテ-クバルブ取り付け
    1. バルブ、バルブスプリングシート、スプリングおよびリテーナを取り付ける。
    2. ■ 注 意 ■
      取りはずした元の位置に取り付ける。


    3. SSTを使用して、リテーナロックを取り付ける。
    4. SST
      09202-70020(09202-00010)


    5. ピンポンチ(5mm)を使用して、バルブチップ部をたたき、バルブスプリングを落ち着かせる。
    6. ■ 注 意 ■
      バルブステムの先端を傷つけない。


  37. エキゾ-ストバルブ取り付け
    1. バルブ、バルブスプリングシート、スプリングおよびリテーナを取り付ける。
    2. SSTを使用して、リテーナロックを取り付ける。
    3. ピンポンチ(5mm)を使用して、バルブチップ部をたたき、バルブスプリングを落ち着かせる。
    4. ■ 注 意 ■
      バルブステムの先端を傷つけない。

      SST
      09202-70020(09202-00010)

  38. オイルコントロ-ルバルブフイルタ取り付け
    1. メッシュ部に異物等の付着がないことを確認する。
    2. ヘキサゴンレンチ8を使用して、新品のガスケットを介してウィズヘッドテーパスクリュプラグNo.2を取り付ける。
    3. 基準値
      T=30N・m{306kgf・cm}


  39. バルブリフタ取り付け
    1. バルブリフタに少量のエンジンオイルを塗布する。
    2. ■ 注 意 ■
      取りはずした元の位置に取り付ける。

    3. バルブリフタをシリンダヘッドに取り付ける。
    4. バルブリフタがスムースに回転することを確認する。